グレングラントが、21年・25年・30年の長期熟成モルトをリリース!

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世界中で愛飲されている「グレングラント」。

特にイタリアでは、売上No.1 を誇っているスコッチシングルモルトです。

日本でも「グレングラント アルボラリス」はリーズナブルな価格ながら、ハイボールにマッチする華やかな味わいは多くの方を虜にしたことでしょう。

現在のグレングラントのラインナップは下記のように短めの熟成年数のボトルがメイン。

  • アルボラリス(ノンエイジ)
  • 10年
  • 12年
  • 15年
  • 18年

さらに「ザ・グラスハウス・コレクション」の21年がありましたが、このコレクションに25年・30年が新たに加わることとなりました。

目次

グレングラント ザ・グラスハウス・コレクション

ザ・グラスハウス・コレクションは、グレングラント蒸留所の180年にわたるウイスキーづくりを記念するコレクションとなっています。

蒸留所の2代目オーナーであり、蒸留所に革新をもたらしたジェームズ・ザ・メジャー・グラント。

彼は、世界各地を航海した際に花や植物を持ち帰り、蒸留所のビクトリア様式のガラス温室で守り育てたと言われています。

今ではこのイングリッシュガーデンが、グレングラント蒸留所のみどころの一つです。

ザ・グラスハウス・コレクションは、ザ・メジャーのエキゾチックな花や植物やそれを育てていたグラスハウスから着想を得ています。

そして、このコレクションは、6月末に引退したマスター・ディスティラー”デニス・マルコム”氏の管理下での最後のリリース

マルコム氏は、後任のグレイグ・ステーブルズ氏と緊密に協力して、このコレクションを作り上げました。

グレイぐ・スティーブルズ氏はこのように語っています。

「デニスと共に20年近く働いてきたことは素晴らしい旅であり、彼の洞察力と指導に深く感謝している。マスター・ディスティラーになるにあたり、この旅で学んだ教訓と指導者としてのビジョンを胸に刻みます。ザ・グレン・グラントをこの新しい章に導くことを光栄に思いますし、これから起こることに興奮し、熱中しています。」

「これらの希少な熟成ウイスキーをご紹介することで、ザ・グレン・グラント・スピリッツが、その個性と完全性を維持しながら、時を経ていかに格別な熟成を遂げるかをご紹介できることを嬉しく思います。この発売とデニスの遺産に敬意を表し、ダブルゴールド賞を受賞した25年熟成のウイスキーでデニスに乾杯したいと思います」。

(参照:https://www.thespiritsbusiness.com/2024/06/glen-grant-launches-25yo-and-30yo-whiskies/

「ザ・グラスハウス・コレクション」は、それぞれ蒸留所で最も古い伝統的な石造りのダンネージ倉庫で熟成されたバーボン樽原酒とオロロソシェリー樽原酒が使用されています。

グレングラント 21年

(引用:https://glengrant.com/products/21-year-old/

ザ・グラスハウス・コレクションはザ・メジャー・グラントの樹木園から着想を得ており、それぞれガラス製の温室ハウスに差し込む光の移ろいを表現しています。

21年はグラスハウスに差し込む最初の光

アルコール度数46%に仕上げており、口当たりはデリケート。

パパイヤやマンゴーのような香りにねっとりとしたテクスチャーが楽しめるウイスキーとなっています。

マルコム氏によると「照りつける太陽のような温かさが凝縮されている」ウイスキーとなっているようです。

【公式のコメント】

アロマ

熟した桃、トフィー、レーズン

フレーバー

トロピカルフルーツとクリーミーなバターの香り

キャラメリゼしたクレーム・ブリュレの余韻

すでに日本でも販売されています。

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グレングラント 25年

(引用:https://www.glengrant.com/products/scotch-whisky-25-year/

25年は太陽が沈み始め、黄金色に輝きだす夕日の光を表現しています。

アルコール度数は46%で、シェリー樽の特徴でもあるプラムやチョコレートのふくよかな香り、ナッツのような複雑みに長く続く余韻が特徴

グラスに注ぐと夕日のようにややアンバーなゴールド色のウイスキーが楽しめるかもしれません。

【公式のコメント】

アロマ

明るい柑橘類、ハードキャンディー

フレーバー

ベルベットのように滑らかなダークチョコレート、オレンジの皮、豊かなオークとナツメグ

フィニッシュ

温かみのあるスパイスとかすかなスモークの余韻

日本ではまだ販売されていませんが、海外では1000米ドルほどで小売しています。

グレングラント 30年

(引用:https://www.glengrant.com/products/30-year-old/

シリーズ最後となる30年は、黄昏が訪れ、月明かりに照らされたグラスハウスを表現しています。

アルコール度数は、48%。

グレングラントのコア・ポートフィリオの中でも最も古い熟成年数のウイスキーとなっており、シリーズの中で最も甘みを感じる一本となっているようです。

はちみつクリームのような滑らかな口当たりにネクタリン、ドライフルーツが織りなす複雑なオークが特徴となっています。

グレングラントのデリケートな酒質に深くダークな熟成感が融合した最上級のグレングラントです。

【公式のコメント】

アロマ

ネクタリン、蜂蜜、ドライフルーツの甘いアロマ

フレーバー

デメララシュガーと繊細でまろやかなクリーミーさ

フィニッシュ

滑らかな甘さと豊かな果実味の長い余韻

まだ海外でも購入できず、2025年ごろに正式に発売されるそうです。

予定されている小売価格は、3000米ドルとなっています。

グレングラント蒸留所

1840年、スペイサイド・ローゼス地区の町はずれに誕生したグレングラント蒸留所。

ジェームズとジョンのグラント兄弟によって設立された同蒸留所は、今ではスコットランドを代表する世界的に人気なウイスキーブランドとなっています。

とくにイタリアでの人気が高く、シェアNo.1。

最近では日本でも「グレングラント アルボラリス」がコスパのいいシングルモルトとしてハイボール好きから支持されています。

フルーティな香りとデリケートでエレガントな味わいが特徴。

クセがなく飲みやすいため、スコッチウイスキーを飲みなれていない方の入門ボトルとしてもおすすめです。

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この記事を書いた人

Yasui Youheiのアバター Yasui Youhei ウイスキープロフェッショナルの資格を持つシェフ

私は、ウイスキープロフェッショナルの資格を持つシェフです。ウイスキーの魅力を一人でも多くの人に広めたいと思い、ブログを開設しました。|TWSC審査員|ウイスキー文化研究所認定ウイスキーコニサー|調理師|1児のパパ

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