『八郷蒸留所 日の丸ウイスキー シングルカスク 2021-2024』について
日本でウィスキーが造られてから100年を超え、次の100年に向かう2024年。
東北初のウィスキーイベントとなる「ウィスキーコレクション郡山」が、市制施行100年のメモリアルイヤーを迎える福島県郡山市で開催されました。
そのイベントの開催を記念して、特別に4種類の限定ジャパニーズウィスキーがボトリングされています。
そのうちの一つ「八郷蒸留所 日の丸ウイスキー シングルカスク 2021-2024」は、PXシェリー樽で熟成させた後にリフィルホグスヘッドで仕上げた一本です。
良質なシェリー樽での熟成、そして、良質な国産麦芽のポテンシャルを感じ取れるハイブリッドなジャパニーズウィスキーとなっています。
1824年創業の「木内酒造」が旧公民館をリノベーションして設立した蒸留所です。
同社はもともとクラフトビールを作っており、その知見を活かした上質なウイスキー造りが特徴。
蒸留所見学が可能で、併設されたレストランでは生ハムやソーセージとウイスキーのマリアージュがお楽しみいただけます。
ショップのテイスティングコメント
【香り】乾燥茶葉、ほうじ茶、トースト、リコリス、樹脂や樟脳。バルサミコソースをかけたアイスクリーム。
【味わい】アカシアの蜂蜜、ロイヤルミルクティー、イチジク、ドライアプリコット、プルーン、コーンフレーク、ぬか、ややナッティ。
【フィニッシュ】全粒粉ビスケット、スパイシーに変化し、シナモン、ナツメグ、ブラックペッパー、ウッディなスパイスが優しく続く。
引用:https://ultimatespirits.jp/shopdetail/000000007188/
『八郷蒸留所 日の丸ウイスキー シングルカスク 2021-2024』レビュー
アルコール度数 | 53.0% |
---|---|
年数 | 3年 |
ジャンル | シングルモルト・シングルカスク |
ボトル容量 | 700ml |
価格帯 | 16000円 |
おすすめ度 | 96/100 |
コメント
ストレート
まず、甘い印象を感じる香りが広がります。
べっこう飴、デーツ、ほうじ茶、レーズン、カラメル……。
フルーティな甘みではなく、複雑みのある甘さのニュアンスです。
口に含んでみると、甘みや渋みが広がり、多層的な味わい。
アルコールの強さは感じますが、シェリー樽の深みと甘いフレーバーによって厚みのある印象となっています。
松脂のような木のフレーバーを感じつつ、深く甘い余韻へが続きます。
少し置いておくと、香りが開き、また違った印象に!
ロック
ストレートの時よりも甘い印象の香りが感じやすく、ややフレッシュさやバニラ香といった華やかな印象が際立ちます。
口に含んでみると、飲みやすくフルーティで甘い。
ただ、ウッディな印象を感じるため、厚みのある味わいが堪能できます。
余韻は華やかで甘く、鼻から抜け続けるアフターフレーバーが心地よいです。
冷えることで全然違ったアロマ・フレーバーとなるけど、余韻で爆ぜるようにフレーバーが広がるかな!
ハイボール
ストレートやロックに比べて華やかな印象となっており、フレッシュフルーツのようなアロマも感じます。
飲みやすく、さらっとした口当たり。
フルーティなフレーバーの中にあんこやレーズン、デーツのような甘い印象が残っています。
ストレートやロックでは、厚みのある味わいが楽しめましたが、ハイボールにすると気楽な一杯といった感じです。
リコリスのような甘い香りが余韻として残り、華やかな中にも深みのある一杯が楽しめます。
ストレートで飲んだ時より、想像を超えてライトな印象。
飲み方別おすすめ度
飲み方 | おすすめ度 |
---|---|
ストレート | 5 |
ロック | 5 |
ハイボール | 4 |
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