【ウイスキー用語】「チンカピンオーク」 今話題となっているアメリカの樽材について解説!

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ウイスキーがかなりお好きな方なら最近「チンカピンオーク」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。

アメリカ東部に自生するホワイトオークの一種で、最近チンカピンオークを使った新商品のウイスキーがリリースされています。

今回の記事では、この「チンカピンオーク」について詳しく解説していこうと思います。

目次

チンカピンオークとは?

チンカピンオークとは、北アメリカ東部や中央部に自生するホワイトオークです。

学名はQuercus muehlenbergii

アメリカンホワイトオークとして有名なQuercus albaとは別種のホワイトオークとなっています。

ミズリー州産やケンタッキー州産のチンカピンオークがウイスキーの新樽として利用されることが多いです。

ほかのホワイトオークと同じように耐久性に優れており、建築材としても使われています。

チンカピンオーク樽を使ったウイスキーの特徴

チンカピンオークは、バーボンの熟成やスコッチウイスキーのカスクフィニッシュに使われることが多いです。

アメリカンホワイトオークのクエルクスアルバに比べて、ややタンニンが強い傾向があります

スパニッシュオークのような芳醇さがあり、シナモンやナツメグのようなスパイスの印象

また、日本原産のミズナラオークに近い香味を得ることができると言われており、ウイスキー業界で注目を集めています。

チンカピンオークのウイスキー銘柄

ミークルトール ザ・チンカピン ワン5年

ミークルトールは、グレンアラヒー蒸留所のピーデッドタイプ(フェノール値95ppm)を使用したシングルモルトです。 

蒸留所のマスターディスティラーであるビリー・ウォーカー氏の長年にわたるあくなき探求と情熱をこめて「Meikle Tóir(大いなる追求)」という名が付けられました。

中でもザ・チンカピン ワン 5年はミズナラのようなフレーバーをもたらすと言われているチンカピンオークの樽で追熟した一本です。

樽由来の甘いスパイスやローストしたナッツのフレーバーにスモークの余韻が特徴

はちみつやジンジャーのアロマやクレームブリュレのようなフレーバーがお楽しみいただけます。

5年熟成とは思えない芳醇な奥深さが魅力です。

安井

ミークルトールのラインナップは3種類あるので、それぞれ試してみるとチンカピンオークの特徴がわかるかも!

ノーブランド品
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アイル オブ ラッセイ NA SIA シングルカスク ノンピート チンカピン カスクフィニッシュ

アイル オブ ラッセイ蒸溜所は、スコットランド西海岸にあるヘブリディーズ諸島にあるラッセイ島唯一の蒸溜所です。

スコットランド出身の起業家ビル・ ドビー氏とウイスキーブレンダーであり、植物学者でもあるアラスデア・ デイ氏により2014年に設立されました。

「NA SIA」シリーズは、定番商品である「アイル オブ ラッセイ ヘブリディアンシングルモルト」をより愉しんでいただくために始められたプロジェクトです。

定番商品を構成する6つの原酒をひとつずつ樽出しのままボトリングしています。

ノンピートのチンカピンカスクフィニッシュは、キャラメルのような甘い香りにベリーのようなフルーティなフレーバーとリッチな余韻が特徴

早熟なモルトですが、深みのある味わいとなっています。

ウイスキー専門店 WHISKY LIFE
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ティーリング シングルポットスティル ワンダーズオブウッドNO1 チンカピン

ティーリングは、アイルランドのボトラーズメーカーとして設立し、現在はダブリンに蒸留所を構えるウイスキーブランドです。

今回の「ワンダーズオブウッド」は、熟成(フィニッシュ)に使用する樽の木の種類にこだわったシリーズ。

アイリッシュウイスキーのフレイバーに新たなテイストを加えるという実験的な限定ボトルです。

記念すべき第一弾となるのは、ティーリング蒸留所で蒸留したシングルポットスチルウイスキーを北米原産のヴァージンチンカピンオーク樽で熟成させています。

ソフトでフルーティな甘いボディにチンカピンオークのリッチでスパイシーなテイスト

アイリッシュウイスキーらしい飲み口の柔らかさを残しつつ、アダルトに仕上がった一本です。

ワインショップ 葡萄館
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現在まだメジャーなオーク材ではないため、限定リリースのウイスキーに多いようです。

今回紹介している銘柄がすでに終売となってしまっている可能性があります。

ご了承ください。

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