アイルランドのIPAビールの樽で熟成させたコスパのいいブレンデッドウイスキー。
今回は、「ウエストコーク アイリッシュIPAカスク」のテイスティングレビューを行っていこうと思います。
『ウエストコーク アイリッシュIPAカスク』について
ウエストコーク アイリッシュIPAカスクは、モルトウイスキー75%、グレーンウイスキー25%の比率でブレンドを行い、1stフィルのバーボン樽で熟成。
その後、アイルランドのブラックス・オブ・キンセールIPAを貯蔵していた樽でフィニッシュさせた一本となっています。
ウエストコークは、2003年に設立したアイリッシュウイスキー蒸留所です。
2014年事業拡大に伴い移転し、2020年には400万ℓの生産能力を誇る蒸留所となっています。
モルトウイスキーやポットスチルウイスキー、ブレンデッドウイスキーを製造。
さまざまな樽でフィニッシュさせたアイリッシュウイスキーをリリースしており、ラインナップの豊富さが特長となっています。
公式のコメント
TASTE
Roasted nuts, malt and sweet spices.
AROMA
Mildly hoppy with sweet undertones.
https://www.westcorkdistillers.com/products/ipa-cask
- アロマ
-
まろやかなホップと甘い香り。
- フレーバー
-
ローストナッツ、モルト、甘いスパイス。
『ウエストコーク アイリッシュIPAカスク』レビュー
アルコール度数 | 40% |
---|---|
年数 | ‐ |
ジャンル | アイリッシュブレンデッドウイスキー |
ボトル容量 | 700ml |
価格帯 | 3000~4000円 |
おすすめ度 | 91/100 |
コメント
ストレート
軽く爽やかなシトラス系のフルーティさに洋梨、カラメル、モルトの甘いフレーバー。
口当たりが優しく、スムース。
バーボン樽によるバニラ香や樽香が程よく香り、穀物の甘みから柑橘とハーブの軽快な余韻へと続きます。
ホップのニュアンスは、余韻の中でしっかりめに楽しめるので、IPAカスクフィニッシュらしさが楽しめると思います。
IPAらしさとバランスの良さが楽しめるよ!
トワイスアップ
香りは、シトラスや青リンゴの爽やかなフルーツ香にクリームのような甘い香りを感じます。
口当たりはなめらかで優しい印象です。
ストレートに比べて口当たりは軽くクリーミーになりますが、樽香はやや弱く感じます。
ホップの爽やかな苦味があり、ハーブのような青草のフレーバー。
ほのかに苦味を残した軽快な余韻が続きます。
ストレートより滑らかでホップ感もしっかり感じる
ロック
香りははちみつや青リンゴ、洋ナシのようなフルーティで華やかな印象を受けます。
口当たりが優しくマイルドで、やや甘いニュアンス。
レモンのようなシトラス感にホップのグラッシーさが合わさり、フレッシュなレモングラスのようなフレーバーを感じます。
ほろ苦さとフレッシュな果実の甘いフレーバーがありバランスがイイです。
余韻はまろやかで甘く、ほどよく続きます。
原酒由来のシトラス感とIPA由来のグラッシーさが合わさり、ウイスキーには珍しい香りです。
珍しい香り。ロックが意外と飲みやすい!
ハイボール
柑橘と青リンゴや洋梨のような爽やかで甘いフルーツのフレーバーが広がります。
口当たりは優しく、スムース。
ホップ由来のハーブのような草っぽい香りに苦味のアクセント。
穀物の優しいフレーバーをおぼえつつ、軽快な余韻へと続きます。
フレッシュな印象とホップの苦味が好みを分けるかもしれません。
ビール好きは味わってほしいハイボール!
水割り
香りは青リンゴや洋梨のフルーティさにほのかなスパイスやハーブを感じます。
口当たりは優しくまろやかです。
ほのかな苦みとレモングラスのようなシトラスと青草の印象。
爽やかなホップの苦みと共に、ややバニラのような樽の甘いフレーバーが続きます。
ややキレのある余韻で、甘草のようなハーブの印象が鼻から抜けていきます。
フレッシュなレモングラスのフレーバーが強いですね。
個人的には好みだけど、意見が分かれるかもね
お湯割り
まるでレモングラス入りのハーブティのような優しい香りになめらかな口当たり。
バニラや木材のようなウッディな香りを感じます。甘みは少なく、やや苦味場勝っている印象です。
苦味を残しつつほのかに甘い余韻。
レモングラスのハーブティで割ったお酒って感じ
飲み方別おすすめ度
飲み方 | おすすめ度 |
---|---|
ストレート | 4 |
トワイスアップ | 4 |
ロック | 4 |
ハイボール | 5 |
水割り | 3.5 |
お湯割り | 4.5 |
コメント