【飲み方ガイド】冷凍ウイスキーの楽しみ方と保存方法

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ウイスキーを冷やして楽しむ方法の一つ「冷凍ウイスキー」。

冷凍庫でウイスキーを冷やすことで、トロリとした独特の食感やまろやかな風味を楽しむことができます

この記事では、冷凍ウイスキーの作り方や保存方法、劣化を防ぐためのポイント、そして冷凍ハイボールの楽しみ方まで、詳細に解説します。

友人との飲み会やリラックスしたい時に、新しいウイスキーの世界を試してみましょう!

目次

冷凍ウイスキーとは?

冷凍ウイスキー

ウイスキーはストレートやトワイスアップにように常温で楽しむ、又はオン・ザ・ロックやハイボールのように氷で冷やすことが一般的です。

一方で、冷凍ウイスキーはウイスキーを冷凍して楽しむ飲み方となっています。

冷凍ウイスキーは、トロリとした舌触りに変わり、風味がまろやかになる点が魅力。

アルコール度数が高いため冷凍しても完全には凍らず、適度な冷たさと濃厚な味わいを楽しむことができるのも特徴です。

冷凍ウイスキーは、暑い季節やリフレッシュしたい時にぴったりな楽しみ方だと思います。

冷凍庫から取り出したウイスキーは、ストレートで楽しむのもよし、冷えたグラスでハイボールを作るのも魅力的です。

普段とは一味違うウイスキーの世界に足を踏み入れてみましょう。

冷凍ウイスキーの魅力

冷凍ウイスキーの最大の魅力は、特別なテクスチャーと風味の変化です。

ウイスキーが冷凍されると、通常よりもアルコールの刺激が抑えられ、フルーティーなアフターフレーバーや甘みのある余韻がより引き立ちやすくなります

また、口当たりが滑らかになり、ウイスキー独特の濃厚さが増すため、飲みやすさが一段と高まるでしょう。

冷凍庫での保存は、普段のウイスキーの味を変化させ、さらに個々のウイスキーの特徴を再発見できる楽しみもあります。

自宅で簡単に試せるため、ウイスキーの新しい可能性を広げるオススメの飲み方です。

安井

普通の飲み方で美味しくなかった銘柄でも冷凍させると美味しく感じるときもあるよ!

ウイスキーは冷凍庫で凍るのか?

ウイスキーが冷凍庫で凍らない理由

ウイスキーが冷凍庫で凍らない主な理由は、アルコール含有量にあります。

アルコールは、水よりもはるかに低い温度で凍結します。

純粋なエタノールは約-114℃で凍りますが、ウイスキーのアルコール度数は通常40%前後。

そのため、一般的な家庭用冷凍庫の温度(約-18℃)では、ウイスキーが凍ることはありません

(引用:https://www.alcohol.jp/expert/expert_table/07%20gyoukoten.pdf

通常のウイスキーとは異なる風味やとろみのあるテクスチャーを楽しむことができるでしょう。

アルコール度数の高いウイスキーは、低温でも液体のまま保たれる特性を持っているため、冷凍ウイスキーの独特な楽しみ方を可能にしているのです。

冷凍ウイスキーの作り方

冷凍ウイスキーの手順

冷凍ウイスキーは、ボトルごとそのまま冷凍庫に入れるだけで作ることができます。

しっかり冷えたら、そのままストレートやハイボールなど割って楽しむ事で、冷凍ウイスキーの特性を楽しむことができるでしょう。

ところが、冷凍するウイスキーの種類によって、冷却後の味わいや食感が異なるため、注意が必要です。

冷凍庫の温度設定と注意点

冷凍庫の温度は、冷凍ウイスキーの風味に大きな影響を与えます。

冷凍庫内の温度が低すぎると、ウイスキーが必要以上に冷やされ、風味が損なわれることがあります。

一般的な冷凍庫の温度は-18℃ですが、冷凍ウイスキーに最適な温度は-10℃から-15℃程度です。

これにより、ウイスキーが程よく冷え、アルコールの刺激が和らぎ、よりまろやかな口当たりを楽しむことができます。

また、冷却ろ過をしないで作ったウイスキー(ノンチルウイスキー)を冷凍してしまうと、せっかくの香り高さが損なわれてしまう上に劣化してしまう可能性があります。

冷凍に不向きなウイスキーもあるため、しっかり見極めながらお楽しみください

冷凍に不向きなウイスキーの特徴

冷凍ウイスキーの劣化と保存

冷凍保存によるウイスキーの風味変化

冷凍保存はウイスキーにとって便利ですが、長期間保存することで風味が変わる可能性もあります。

冷凍によって風味が失われたり、香りが薄くなったりすることが理由です。

フルーティーな香りが特徴のウイスキーや繊細な風味を持つシングルモルトは、冷凍による影響を受けやすい傾向があります。

安井

冷えると香りが感じにくくなる特性があるから、香り高い銘柄は冷凍に不向きかもね

適切な保存期間を守ることが重要です。

ウイスキーの保存期間と管理方法

冷凍ウイスキーの保存期間は、一般的には1〜3ヶ月が目安です。

これ以上長期間保存すると、風味が徐々に劣化し、ウイスキー本来の美味しさが失われることがあります。

短期間であれば、冷凍保存はウイスキーに大きな影響を与えることなく、楽しむことができるでしょう。

保存期間中は、ウイスキーの劣化を防ぐために、できるだけ密閉性の高い容器を使用し、冷凍庫の温度管理を徹底することが大切。

また、冷凍庫内に他の食品の匂いが移らないように注意することもポイントです。

冷凍ウイスキーで作るハイボールの楽しみ方

冷凍ウイスキーで作るハイボール

冷凍庫に入れたウイスキーで作るハイボールが格別。

常温のウイスキーで作るハイボールとは違った味わいを楽しむことができます。

氷点下まで冷やしたウイスキーによく冷えた炭酸水を割ることで、圧倒的な爽快感がお楽しみいただけるでしょう。

さらにアルコールの角が感じにくく、まるでプロの作ったハイボールのようなまろやかな味わいとなります。

「ブリーザーハイボール」や「氷点下ハイボール」、「冷凍ハイボール」など呼ばれ方はさまざま。

飲食店・バーでも提供されています。

また、樽詰めのブラックニッカをサーバーから氷点下のハイボールで提供される「フリージングハイボール」も人気です。

冷凍ハイボールの作り方とポイント

冷凍ハイボールを作るのはとても簡単です。

まず、冷凍したウイスキーを冷やしたグラスに注ぎ、キンキンに冷えた炭酸水を加えるだけ。

炭酸水を注ぐ際には、グラスの縁に沿わせるようにゆっくりと注ぐと、炭酸の泡立ちを抑え、ウイスキーとのバランスが保たれます。

また、ウイスキーが冷えているため、ビルド(グラスの中で混ぜる)は軽く行う程度で十分です。

ポイントとして、グラスもあらかじめ冷やしておくと、より一層の冷たさが楽しめます。

また、レモンやライムのスライスを添えることで、フルーティーな風味が加わり、さらに爽やかな味わいが広がるでしょう。

好みに合わせて、炭酸水の量を調整し、強炭酸のスパークリングウォーターなども試してみると良いかもしれません。

冷凍ハイボールに合うおすすめウイスキー

冷凍ハイボールの冷たさや爽快感を楽しむためには、比較的ライトなウイスキーがおすすめです。

炭酸とのバランスが取りやすく、最後まで心地よく飲めるでしょう。

サントリー 角瓶

ジャンルジャパニーズブレンデッド
生産国日本
アルコール度数40%
熟成年数

日本のウイスキーを代表するロングヒット商品「サントリー角瓶」。

言わずと知れた銘柄ですが、実は時代と共に少しずつ中身のウイスキーが変わっています。

直近だと「ジャパニーズウイスキーの定義」が定められたことにより変更。

現在では、正真正銘の「ジャパニーズウイスキー」となっています。

スタンダードな「角瓶」は、山崎のバーボン樽原酒をキーモルトに使用。

華やかで繊細な口当たり、フルーティな香りにバニラのような芳醇で甘い余韻とキレが特徴です。

ブラックニッカ リッチブレンド

ジャンルブレンデッドウイスキー
生産国日本
アルコール度数40%
シェリー樽主体
熟成年数

ニッカのモルトウイスキーカフェグレーンがブレンドされたボトル。

リッチブレンドは宮城峡のフルーティなモルト原酒の比率が多く、中でもシェリー樽で熟成された原酒を中心に使用しています。

ライトボディの中に洋梨や青リンゴのような甘いフレーバー、優しい甘みとリッチなコクが特徴。

リーズナブルな価格帯ながら、味わい深さがお楽しみいただけます。

グレンリベット 12年

ジャンルシングルモルト
生産国スコットランド・スペイサイド
アルコール度数40%
アメリカンオーク
熟成年数12年

「シングルモルトの原点」といわれているグレンリベットのフラグシップボトル。

フルーティで蜂蜜やバニラのような甘みを伴う芳醇でソフトな風味が特徴です。

フルーティで華やかなお王道もスペイサイドモルトスタイルで、飲みやすくクセのない味わいから世界中で愛飲されているボトルとなっています。

冷凍ウイスキーの飲み方とアレンジ

ストレート
通常のストレートとは違ったテクスチャーが美味!
ハイボール
美味しいハイボールが作りやすい!
ロック
冷え感はあるけど、通常のロックとそこまで大差はないかな
水割り
おいしい水割りが作りやすい!
冷凍ウイスキーにおすすめの飲み方

一般的な飲み方とその効果

冷凍ウイスキーは、シンプルにストレートで楽しむのもおすすめです。

冷凍によってトロリとした食感が増し、アルコールの刺激が和らぐため、ウイスキー初心者でも飲みやすくなります。

また、ウイスキーの甘みが引き立ち、普段とは異なる風味がお楽しみいただけるでしょう。

完全に凍ることのないウイスキーだからこそ楽しめる氷点下のストレート、ぜひ味わってみてください!

冷凍ウイスキーを使用したカクテルレシピ

冷凍ウイスキーは、そのままストレートで楽しむだけでなく、様々なカクテルの材料としても活用できます。

例えば、ウイスキーサワーやマンハッタンのベースに冷凍ウイスキーを使用すると、通常のウイスキーよりもまろやかな味わいのカクテルとなりやすいです。

また、フルーツとの相性も良いため、冷凍フルーツを加えた「フローズンハイボール」に冷凍ウイスキーを使用するのもおすすめ。

フローズンハイボールは氷の代わりに冷凍フルーツを使ったカクテルで、ウイスキーも冷凍しておくことでよりまろやかな味わいがお楽しみいただけるでしょう。

安井

アサヒビールが提案しているハイボールだね!

冷凍フルーツは、溶けることで味わいに変化をもたらし、飲むたびに異なる風味を楽しむことができます。

冷凍ウイスキーのよくある疑問

冷凍ウイスキーはまずいのか?

「冷凍ウイスキーはまずい」という意見もありますが、それはウイスキーの種類や保存方法に起因することが多いです。

適切なウイスキーを選び、正しい温度で冷凍することで、そのままストレートで美味しく楽しむことができます。

冷凍して美味しい銘柄で冷凍ウイスキーをお楽しみください。

冷凍ウイスキーの安全性

冷凍ウイスキーは、一般的に安全に楽しむことができますが、いくつか注意すべき点があります。

例えば、ガラス製のボトルで冷凍保存する場合は、割れてしまう恐れがあるためお気を付けください。

ウイスキーボトルで割れる心配はほとんどないですが、ガラス瓶に詰め替えた場合に割れてしまう可能性があります。

少量だけ冷凍ウイスキーを楽しむなら、ペットボトルや専用の冷凍対応容器を使用することがおすすめ。

また、長期間の冷凍保存は風味の劣化を招くため、適切な期間で飲み切ることが大切です。

ウイスキー保存の最適な方法

冷凍ウイスキーは楽しめる保存方法の一つですが、常温保存と比べて向いている場面も異なります。

日常的に飲むウイスキーは、風味を保つために暗所で常温保存するのが基本です。

ただし、特別なシーンや一味違った風味を楽しみたい場合は、冷凍庫での保存を試してみると良いでしょう。

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