「グレンタレット(ルーアックモア) 2011 11年 1stフィル PX ソレラホグスヘッド」テイスティング

2024年7月26日

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今回は、オランダ発注目のボトラーズ「HOGSHEAD IMPORTS」のグレンタレット（ルーアックモア）。

「グレンタレット(ルーアックモア) 2011 11年 1stフィル PX ソレラホグスヘッド Hogshead Indie」のテイスティングレビューをさせていただきます。

『グレンタレット(ルーアックモア) 2011 11年 1stフィル PX ソレラホグスヘッド Hogshead Indie』について

1763年に創業し、今でもウイスキー造りを行っているスコットランド最古の蒸留所”グレンタレット”。

イギリス国内No.1のブレンデッドスコッチである「フェイマスグラウス」のキーモルトであり、フェイマスグラウスの蒸留所としてビジターセンターが建てられています。

他にも”世界一ネズミを捕まえた猫”としてギネスブックに載っている「タウザー」が有名で、グレンタレットのストーリーを語る上で欠かせない存在です。

今回グレンタレットの名と共に刻まれた「RUADH MHOR（ルーアックモア） DISTILLED」。

ルーアックモアはグレンタレット蒸留所のヘビーピーデッド麦芽（フェノール値80ppm）を使用したシングルモルトの事です。

スコットランドの蒸留所では、通常ラインとは違うシングルモルトを別名でリリースすることがあります。

別名でリリースされているシングルモルトの例

エドラダワー蒸留所の「バレッヒェン」
トミントール蒸留所の「オールドバーラントルーアン」
アラン蒸留所の「マクリームーア」
グレンバーギ蒸留所の「グレンクレイグ」

など

ルーアックモアは、アイラのラフロイグやアードベッグよりはるかにフェノール値が高いですが、アイラモルトほどのクセのあるスモーキーさはありません。

内陸部のピートの特徴である焚火のようにパンチの効いたスモーキーさとなっていることが多いです。

オフィシャルから「ルーアックモア」の名前でリリースされているボトルはなく、基本はボトラーズのみ。

各社ボトラーズからスモーキータイプのグレンタレットが「ルーアックモア」の名でリリースされています。

安井

オフィシャルの「グレンタレット」スモーキータイプは、「グレンタレット　10年　ピートスモークド」です。

ボトラーズからリリースされている「ルーアックモア」の例

など

（限定リリースのため、売り切れてしまっている可能性があります。）

今回の「 Hogshead Indie」のルーアックモアは、1stフィルのPX（ペドロヒメネス：甘口シェリー酒）の樽で26か月間熟成。

古き良きシェリー樽熟成のウイスキーが特徴であるHOGSHEAD IMPORTSさんのボトルだからこそ、期待値の高い一本となっています。

ボトラーズ「HOGSHEAD IMPORTS」について

オランダ発のインディペンデントボトラー・インポーターの「HOGSHEAD IMPORTS」。

古き良きスコッチの良さをオランダ・欧州諸国へ伝えるインポーターとして活躍している会社で、ホグスヘッド・インディーは同社のフラグシップのボトリングとなっています。

「シンプルに美味しいウイスキーを手ごろな価格で提供すること」を最大テーマに、オールド・スクールスタイル（古き良い）のウイスキーを提供しています。

蒸留所の個性がピュアに飲み手に伝わる原酒を厳選しボトリング。

ノスタルジーを感じるリフィル樽のショートエイジ
アルカイックなシェリー樽熟成の香味にフォーカスしたボトル

がこのブランドの持ち味だと言えると思います。

インポーターのコメント

香り:スモークしたパプリカパウダー、グリルビーフ、レーズン。オレンジマーマレード、穏やかなピート、ドライアプリコット。スモーク、栓抜き、湿ったオークの香り。

味わい: ドライな口当たり。クローブ、ナツメグ、ブラックペッパー等のスパイスの香りに、デメララシュガー、ミルクチョコレート、トリプルセック、ドライレッドフルーツなどの甘い香りが伴う。

フィニッシュ: 長くドライ。ウッディでスモーキー。タバコ、微かに塩味。
参照：https://ultimatespirits.jp/shopdetail/000000005184/