ジョニーウォーカー史上最も好き嫌いがわかれる個性的な一本「ダブルブラック」。
ブラックラベルのスモーキーさよりさらにスモーキーな香りが特長です。
今回の記事では、「ジョニーウォーカー ダブルブラック」の特徴からキーモルト、おすすめの楽しみ方についてまとめました。
ジョニーウォーカー ダブルブラック
ブランド | ジョニーウォーカー |
---|---|
ジャンル | ブレンデッドウイスキー |
生産国 | スコットランド |
会社 | ディアジオ |
アルコール度数 | 40% |
価格帯 | 3000円台 |
熟成年数 | ノンエイジ |
ジョニーウォーカー ダブルブラックは、ジョニーウォーカー ブラックラベルのスモーキーフレーバーにインスパイアされた一本です。
スモーキーな原酒に内側を焦がした樽をを掛け合わせることでスモーキーさとトースティさを表現しています。
スモーキーで力強い味わいに、リッチで複雑な味わいが特長。
ジョニーウォーカー ブラックラベルが12年熟成に比べて、ダブルブラックはノンエイジ(熟成年数表記なし)です。
熟成年数へこだわらず必要なウイスキーのコンビネーションを選ぶためにあえてノンエイジとしています。
- アロマ
-
リッチで強烈なスモーキーフレーバーとスパイス。ほのかにソルティな印象。
- フレーバー
-
スムースな口当たりに濃厚なピートのスモーキーフレーバー。バニラやドライフルーツのようなコク。
- フィニッシュ
-
スモーキーさと甘美な香りを残しながら、長い余韻へ
熟成感とヤングアイラのやんちゃさが共存して面白い。
ジョニーウォーカーについて
ジョニーウォーカーは、現在スピリッツ企業として最大のディアジオ社が保有しているブランドです。
同社は非常に豊富な原酒ストックを有しており、ジョニーウォーカーもその中から作られています。
しかも、ジョニーウォーカーブランドのストック樽の数はなんと800万樽。
膨大な原酒の中から数十種類のウイスキーを厳選し、緻密なブレンドを行うことでジョニーウォーカーは製品化されています。
多彩な原酒と慎重かつ独自のブレンディングによって、世界中で愛され、高い評価を得ているのです。
ジョニーウォーカー ダブルブラックのキーモルト
- カーデュ
- タリスカー
- ラガブーリン
ジョニーウォーカーダブルブラックのキーモルトはあまり公開されていませんが、よく知られているキーモルトはカーデュ、タリスカー、ラガヴーリンの3種類となります。
ジョニーウォーカーブラックラベルのアイラのキーモルトがカリラに比べて、ダブルクリックのキーモルトはラガブーリンなので、重厚感のあるスモーキーさを表現したかったのかもしれません。
カーデュ
ジョニーウォーカーの主要原酒として有名なモルトウイスキーで、多くのラインアップでキーモルトとして使用されています。
はちみつのようなこくと華やかさ、シリアルの優しく甘いフレーバーが特長。
ジョニーウォーカーに華やかさと厚みを与える重要なモルトウイスキーとなっています。
現行のカーデュはジョニーウォーカー好きにはたまらない一本かも
タリスカー
タリスカーはソルティで力強い味わいが特長のモルトウイスキーです。
ジョニーウォーカーブランドの中ではよく使われているキーモルトで、独特な味わいがジョニーウォーカーにしっかりとした個性を与えています。
特にダブルブラックは、厚みやリッチさが感じられるので、若干ブラックラベルより比率が高い印象です。
ダブルブラックは、ジョニ黒より個性を強調させてるからね~。
個性担当のタリスカーは多めかも。
ラガブーリン
長期熟成によるリッチさと長い期間を経ても深く燻り続けるスモーキーフレーバーが特長のアイラモルト「ラガブーリン」。
ジョニーウォーカーのほかには、ホワイトホースのキーモルトとして使用されており、ブレンデッドウイスキーに深みを与える極上のモルト原酒となっています。
ジョニーウォーカー ブラックラベルとの大きな違いはカリラか、ラガブーリンかかもしれません。
ダブルブラックでは、このモルトが与えるリッチさと個性を感じることができるでしょう。
ラガブーリンを飲んでからダブルブラックやホワイトホースを飲んでみるとわかるかも。
ブラックラベルよりノンエイジで若い原酒が使われていますが、スモーキーさが強調されていてヤングアイラモルトがうまく使われていると感じます。
ジョニーウォーカー ダブルブラックの楽しみ方
飲み方
まずは、ストレートでダブルブラックを味わってもらいたいです。
ダブルブラックは絶妙にスモーキーさを強調させつつ、ほどよい熟成感も感じる複雑な香味が楽しめます。
ブラックラベルが12年熟成ですが、そのワンランク上の「ノンエイジ」と言っても十分通じるウイスキーです。
ところが、スモーキーさの癖があるウイスキーなので、ブランドの中では好き嫌いがわかれると思います。
ハイボールにすると爽やかな印象も現れ、ほどよいクセの中に複雑みや甘みがお楽しみいただけるでしょう。
スモーキーハイボールの入門として最適な一杯となると思います。
カクテル
ダブルブラックは、ウイスキーカクテルに使うには少しスモーキーさが強い印象を受けます。
スモーキーさを強調させたいときにおすすめです。
バノックバーン(トマトジュースとウイスキーのカクテル)やウイスキーサワーといったカクテルに使用するとすっぱあまい味わいの中に大人なスモーキーさが現れます。
また、ロブロイなどに使用するとスモーキーさが漂う面白い味わいとなるでしょう。
スモーキーさのクセはあるけどバランスの良さがあるので、一風違ったカクテルとして楽しむことができると思います。
フードペアリング
ダブルブラックは、ストレートやロックならスモークサーモンやチョコレート、ナッツなどウイスキーの定番おつまみと合わせるのがおすすめです。
ハイボールにすれば、スモーキーな個性と調和のとれた味わいが食中酒としてもお楽しみいただける一杯となります。
特に肉の煮込み料理やステーキ、鶏のソテーなどうまみとコクのある料理と相性がいいでしょう。
- 牛タンの赤ワイン煮込み
- 鶏のソテー
- 牛ステーキ
など
コメント