ジョニーウォーカーブランドの中で唯一の「ブレンデッドモルトウイスキー」・ジョニ緑。
モルトウイスキーだけで作られた豊かな個性と多層的なフレーバーが特長の名作ウイスキーです。
今回の記事では、「ジョニーウォーカー グリーンラベル 15年」の特徴からキーモルト、おすすめの楽しみ方についてまとめました。
ジョニーウォーカー グリーンラベル 15年
ブランド | ジョニーウォーカー |
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ジャンル | ブレンデッドモルト |
生産国 | スコットランド |
会社 | ディアジオ |
アルコール度数 | 43 % |
価格帯 | 5000円台 |
熟成年数 | 15年 |
グリーンラベルは、15年以上もの間、熟成されたモルト原酒のみで作られています。
ジョニーウォーカーのブランドの中でも唯一、グレーン原酒を使用していない特別なブレンデッドモルトウイスキーです。
そのため、シングルモルトのような豊かな個性を持ちながらも、ブレンドによる複層的な味わいも楽しむことができます。
まさに、いいとこどりな贅沢なウイスキーと言えるでしょう。
- アロマ
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森林を思わせる深く爽やかな香りにほのかなスモーキーさ。
- フレーバー
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樽香、ペッパー、バニラ、フルーツのフレーバーが複雑に交わりながらも見事に調和。
- フィニッシュ
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奥行きがあり、芳醇な深い余韻が続く。
ジョニーウォーカーについて
ジョニーウォーカーは1820年に誕生したブランドで、以降「歩み」を止めずにスコッチウイスキー業界をけん引してきました。
創業者ジョン・ウォーカーは、14歳で父から受け継いだ農場を売却し、食品雑貨店を開店。
1824年に酒税法改正されるとアルコール飲料を扱い始めるようになり、1853年にブレンデッドウイスキーが誕生するとウイスキーのブレンドに着手しました。
流行に敏感で流れを読む力に長けていたのかもしれません。
その後、息子のアレキサンダーに経営権を譲ると、輸出や宣伝に力を入れグローバルブランドへと成長。
世界で最も愛飲されるスコッチブランドとなり、7つの世代を超えてもその地位を未だに守り続けています。
歩みを止めず、それぞれの世代で活躍し続けてきた実績が、今の不動の地位を確立しているのかもしれません。
ジョニーウォーカー グリーンラベルのキーモルト
- タリスカー
- カリラ
- クラガンモア
- リンクウッド
(参照:)
タリスカー
スコットランド・スカイ島の自然が育んたシングルモルトウイスキー「タリスカー」。
昔ながらの木製発酵槽、U字に曲がった独特なラインアーム、スコットランドで12か所しか行っていない伝統的なワームタブ冷却器……
タリスカーの独特なスパイシーさと深みのある複雑なフレーバーは、変わらぬ製法から生まれています。
独創的で魅力あるタリスカーの原酒は、ジョニーウォーカーのブランドのキーモルトとして不可欠なのかもしれません。
カリラ
アイラ島で最もウイスキーを造っている蒸留所「カリラ」。
シングルモルトとしても秀逸ですが、そのほとんどがブレンデッド用に使用されています。
中でもジョニーウォーカーブランドにはよく使われており、ジョニ赤やジョニ黒でも主要な原酒の一つです。
程よくライトな口当たりにしっかりとしたスモーキーフレーバーが特長。
まさにジョニ緑の余韻の奥深さを与える大事な一層と言っても過言ではないでしょう。
カリラのスモーキーさとライトな飲み口のバランスは秀逸。
クラガンモア
クラガンモアは、ディアジオ社の「クラシックモルトシリーズ(各地域の代表をまとめたシリーズ)」・スペイサイド代表となっているモルトウイスキーです。
ウイスキーファンからの人気は高いですが、有名ブランドに比べると知名度の劣るブランドだと思います。
ところが、造っているモルトウイスキーはまさに秀逸。
森のような爽やかな印象とハチミツのような芳醇さ、フルーティな華やかな香りをまとった長い余韻が特長です。
飲み比べるとジョニ緑のフレーバーに大きく貢献している原酒だと感じるかもしれません。
まさに知られざる銘酒って感じ。
リンクウッド
こちらもまたファンなら知っているけどあまり知名度が高くない銘酒・リンクウッド。
生産のほとんどがブレンデッドウイスキーに使われるため、シングルモルトのリリースはほとんどありません。
オフィシャルリリースはなく、スタンダードボトルは、ディアジオ社の花と動物シリーズのリンクウッド12年のみです。
リンゴやバニラ、ヘーゼルナッツなど華やかで芳醇な香りと深い余韻が特長。
ジョニ緑と飲み比べないとわかりにくいですが、確かに存在感を感じるモルトウイスキーとなっています。
モルトファンからすると、あまり知られてほしくない銘柄だよね。。
ジョニーウォーカー グリーンラベルの楽しみ方
飲み方
ジョニーウォーカー グリーンラベルは豊かな個性と複層的なフレーバーが特長です。
そのため、ストレートやロック、トワイスアップがその豊かさと多層なフレーバーがお楽しみいただけます。
またジョニ赤やジョニ黒では想像できないほど、華やかで鮮やかなハイボールや水割り、お湯割りを作ることができるでしょう。
その一方で、ジョニ赤やジョニ黒のようなスムースさは損なわれてしまいやすいです。
ジョニ赤やジョニ黒のように軽めの一杯が飲みたい方には、ハイボールや水割りはおすすめしません。
カクテル
ジョニーウォーカー グリーンラベルをカクテルベースに使用するなら、個性の豊かさや重なる多彩なフレーバーを大事にした方がいいと思います。
例えば、オールドファッションドやロブロイなどのカクテルが表現しやすいです。
また、ウイスキーサワーやサイレントサードなどのシェイクするカクテルのベースにジョニ緑を使うとほのかに個性が残る味わいとなります。
ジョニ赤やジョニ黒に比べて個性がある分使いにくさがあるけど、バランスがいいウイスキーなのでカクテルベースとして面白い使い方ができるでしょう。
フードペアリング
ジョニーウォーカー グリーンラベルには、山菜やハーブを使った料理とのペアリングをおすすめします。
ジョニ緑は、森のような爽やかな香りとほのかなスモーキーさが楽しめるウイスキーなので、山菜やハーブのグラッシーな香りと同調しやすいでしょう。
また、あえ物などの爽やかな印象のある料理とも合わせたいところです。
- 山ウドの和え物
- タラの芽の天ぷら
- タコとハーブのサラダ
- ミントアイス
など
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