2019年に設立したスコットランド発のボトラーズ「Dràm Mòr」の日本第2弾ボトル。
リンクウッド 2013 10年 1stフィルバーボンホグスヘッドをテイスティングレビューさせていただきます。
『リンクウッド 2013 10年 1stフィルバーボンホグスヘッド』
Dràm Mòrがボトリングしたリンクウッド蒸留所の2013年ヴィンテージ。
1stフィルのバーボンホグズヘッドで10年間熟成させたカスクストレングス(樽出しそのまま)のボトルとなっています。
Dràm Mòrは、スコットランド発のインディペンデントボトラーで、今回の「リンクウッド 2013 10年stフィルバーボンホグスヘッド」が日本上陸第2弾のボトルです。
リンクウッドについて
リンクウッドは、スコットランド・スペイサイドのシングルモルトウイスキーです。
オーナー会社の「ディアジオ」から「花と動物」シリーズとしてリリースされていますが、蒸留所のオフィシャルボトルは販売されていません。
蒸留所で造られているウイスキーの99%がブレンデッドウイスキー用であり、ジョニーウォーカーやホワイトホースに原酒を提供しています。
ジョニーウォーカー グリーンラベルのキーモルトとして使用。
華やかで芳醇な香りを与える重要なモルト原酒となっています。
創業は、1821年。
1945年に蒸留所マネージャーとなった”ロデリック・マッケンジー”の逸話はウイスキーマニアの中では有名な話で、もしかしたらバーで聞いたことある方もいるのではないでしょうか?
Dràm Mòr
2019年、Dràm Mòrはケニーとヴィクトリア・マクドナルド夫妻によって設立されました。
スコットランド、ダンバートンを拠点とする独立系スピリッツ・ボトラー。
専門家チームによって厳選された極上のスピリッツ、そしてそのスピリッツのポテンシャルを引き出す樽の選定が強みと言えるでしょう。
他のボトラーズブランドではあまり見かけない樽で熟成させていることも多く、このボトラーズの特徴となっています。
現在、世界14か国ほどで特注のシングルカスク・スピリッツが販売。
その中には世界中のスピリッツ専門小売店をはじめ、ミシュランの星付きレストランや特注のワイン・グルメを扱う店舗などでも提供されています。
公式のコメント
香り
洋ナシの雫とマニキュアを伴う、火照ったコショウのような香り。
味わい:
バターのようで優しく、口の中に溶け込みそう。
フィニッシュ:
カカオの香りから始まり、ゆっくりと温かいバニラへと変化し、カカオの香りに戻り、リッチなモルトの香りで終わる。
引用:https://drammorgroup.com/whisky/linkwood-10yr-2013/
『リンクウッド 2013 10年 1stフィルバーボンホグスヘッド』レビュー
アルコール度数 | 56.8% |
---|---|
年数 | 10年 |
ジャンル | シングルモルト |
ボトル容量 | 700ml |
価格帯 | 13750円 |
おすすめ度 | 95/100 |
コメント
ストレート
香りは、フルーティさとスパイシーさの共存した主張強めな印象。
口に含んでみると、洋梨やもも、オレンジのようなフルーティさが一気に弾けて広がります。
はちみつやバニラの甘いフレーバーを中心に、色彩豊かな風味で優しく包み込まれるような感覚。
余韻はシリアルにはちみつとバニラ、カカオのリッチな香りが長く続きます。
加水するとより一層甘くまろやかな口当たりとなり、優しく包み込まれるリッチな余韻とクリーミーなアフターフレーバーに悩殺されます。
香りの爆発力ならストレート、優しい口当たりに多彩なフレーバーならトワイスアップかな~
ロック
ストレートに比べてややスパイシーさとエステリーな香りによった印象です。
口当たりは優しくクリーミー。
フレーバーの広がりはストレートに比べてだいぶ穏やかで穀物の印象が感じやすいです。
レモン、バニラ、ペッパーミント、胡椒、シナモンのフレーバー。
余韻もストレートに比べて穏やかですが、低く長く香ります。
ロックはドライな印象。ストレートとガラッと変わって面白い。
ハイボール
取れたての洋梨やももにレモン、ミントのアロマ。
口当たりは優しく、華やかなフレーバーが包み込みます。
バニラ、レモン、蜂蜜の風味。ストレートに比べてフレッシュな印象を感じますが、余韻は程よい熟成感とリッチさ。
バランスが良く、香りやフレーバーが多彩。
余韻まで一気に溶け込むような一杯です。
ハイボールはフレッシュさが際立つね。
飲み方別おすすめ度
飲み方 | おすすめ度 |
---|---|
ストレート | 5 |
ロック | 5 |
ハイボール | 5 |
#PR
コメント