7月初め、人気のカナディアンウイスキーブランドであるクラウンローヤルが、シングルモルトを追加いたしました。
同ブランドの豊富なラインナップな中で、初めてシングルモルトがリリースされることとなります。
クラウンローヤルについて
クラウンローヤルと言えば「デラックス」が最も有名で、オーソドックスなカナディアンブレンデッドウイスキーが世界各国で愛飲されています。
紫のベルベット袋に入った特徴的な形のボトルが印象的。
カナダのギムリ蒸留所にて、さまざまなマッシュビル(穀物比率)で造られた約50種類以上のウイスキー原酒をブレンドして作られています。
日本国内で人気の高いカナディアンウイスキーはカナディアンクラブですが、 世界的に見ればNo.1カナディアンウイスキーは「クラウンローヤル」。
英国王室へ献上されたウイスキーであり、「Royal」の称号にふさわしい飲みやすい味わいと芳醇さを兼ねそろえた味わいが特長です。
日本では、「デラックス」、「ブラック」が主に販売されており、稀に「ノーザンハーベスト ライ」や「アップルリキュール」などが流通しています。
クラウンローヤル シングルモルト
クラウンローヤルの新たな挑戦ともいえる「クラウンローヤル シングルモルト」。
従来、シングルモルトウイスキーはスコッチが主流でした。
ところが、最近では日本、台湾、インド、アメリカなどで造られたシングルモルトが世界的な賞を受賞。
世界各国でシングルモルトが作られるようになり、カナダでも一部地域ではスコッチタイプのシングルモルトが作られいます。
今回のクラウンロイヤル シングルモルトは、モントリオール近郊のヴァレーフィールド蒸溜所で製造されたものだそうです。
ディアジオの北米ウイスキー担当の上級副社長、ジェシー・ダマシェック氏によりますと、本商品は何年も前から企画されていたとのこと。
「ブランドとして、北米のシングルモルトカテゴリーにおける革新と探求をめぐり最近の熱狂的なブームを観察してきた。北米全域の消費者の味覚が進化し、シングルモルトへの関心が高まる中、この変り種を導入するタイミングが適切であった。」
と語っています。
1つの蒸留所で造られた100%麦芽のモルト原酒を使用。
バーボンの熟成に用いられる焦がしたホワイトオークの新樽で4年間熟成されています。
全体としては非常に飲みやすいウイスキーであり、そのままでも、ハイボールやオールドファッションドなどのカクテルにも向いているそうです。
最初は、シングルモルトとは感じられませんでしたが、口の中に含むと、モルトチョコレートやスパイスの香りがほのかに感じられます。
その後、バニラ、柑橘類、エスプレッソ豆、青リンゴなどが広がり、複雑な香味を楽しめる仕上がり。
先行する有名なカナディアンシングルモルト(ホイッスルピッグ)に比べると、若々しい印象があり、やや控えめな味わいです。
しかしながら、このウイスキーは、常に創新を続けるクラウン・ロイヤルブランドらしい、新しい挑戦であると感じました。
定番の味わいにとらわれることなく、更なる可能性を秘めた意欲的な製品だと思います。
(参照:https://www.mensjournal.com/food-drink/crown-royal-single-malt)
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