ウイスキーをこよなく愛するデザイナー”アレクシス・リビングストン・バージェス”とエリクサー・ディスティラーズが2025年3月13日に、「マクベス」シリーズ第2幕をリリースします。
このシリーズは、シェイクスピアの名作『マクベス』に登場するキャラクターたちをウイスキーで表現するというユニークなコンセプトで、全5幕にわたるコレクションです。
イギリスの著名イラストレーター、クエンティン・ブレイク卿がデザインを担当し、ウイスキーの各ボトルには独自のキャラクターが描かれています。
この記事では、マクベス第2幕の詳細や、ウイスキーのラインナップ、特徴について解説します。
マクベス・コレクションとは?

マクベス・コレクションは2023年に第1幕がリリースされ、42種類のスコッチウイスキーを5幕に分けて展開する壮大なプロジェクトです。
このシリーズは、ウイスキーの個性をシェイクスピアの登場人物に見立て、ストーリー性を持たせるという、これまでにないボトリング体験を提供しています。
- ザ・リード(The Lead):5つの「リーガル・モルト」
- テインズ(Thanes):12種類の高貴なモルト
- ザ・ゴースト(The Ghost):ゴースト蒸溜所のウイスキー6種
- 魔女(Witches):スモーキーなウイスキー4種
- 殺人者たち(Murderers):アイランド・モルト4種
- ザ・ホームハウス(The Home House):個性豊かなウイスキー10種
リビングストンの創設者であるレクシー・バージェス氏は、「ウイスキー業界の歴史や人々のストーリーが、まるで『マクベス』のようだと感じた」とコメントしています。
第1幕の振り返り
第1幕では、ダンカン王に扮したグレン・グラント56年や10年熟成のブレアアソールなど、スモーキーで個性的なブラッディ軍曹のボトリングが登場しました。
この幕は全9本のウイスキーで構成され、シェイクスピアのストーリーの序章としての役割を果たしました。
第2幕のラインナップ
第2幕では、8種類の新たなウイスキーがリリースされます。
45年物のブナハーブンや18~27年物のグレントファース・ベンネヴィス・ハイランドパーク、ジュラなどがそれぞれテーマに合わせてボトリングされるそうです。
デザインの特徴—アートの融合
マクベスシリーズの特徴は、何といってもイギリスの著名イラストレーター、クエンティン・ブレイク卿によるラベルデザインです。
彼のユーモラスで独特なタッチが、ウイスキーごとのキャラクターを生き生きと表現しています。
また、各ボトルにはウイスキーライターのデイブ・ブルームによるキャラクター解説が付いており、ウイスキーの背後にある物語を楽しむことができます。
エリクサー・ディスティラーズのコメント
エリクサー・ディスティラーズのスキンダー・シン氏は、
「このコレクションはコンセプトと卓越したスコッチウイスキー、美しいプレゼンテーションの完璧な組み合わせです」
とコメントしています。
また、厳格な選定基準に基づいてウイスキーを選んだことが、コレクションの一貫した品質を保証していると述べています。
販売と購入方法
マクベス第2幕のコレクションは、2025年3月13日からウイスキー専門の小売店で発売されます。
希少なボトリングが多いため、購入を希望する方は早めにリリース情報を確認することをお勧めします。
まとめ—ウイスキーと文学の見事な融合
マクベス・コレクション第2幕は、シェイクスピアの名作とスコッチウイスキーの伝統を融合させたユニークな試みです。
ウイスキー愛好家にとっては、新たな発見と物語を楽しむ絶好の機会となるでしょう。
アレクシス・リビングストン・バージェスとエリクサー・ディスティラーズが手掛けるこの壮大なシリーズは、今後のリリースにも注目が集まること間違いありません。
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