2025年6月4日、アイリッシュウイスキーの代表的ブランド「レッドブレスト」は、新たな限定ボトル「レッドブレスト15年カスクストレングス」の発売を発表しました。このリリースは、レッドブレスト15年のデビューから20周年を記念してつくられた特別な1本。原酒の魅力をそのまま楽しめるカスクストレングス仕様で、ウイスキー愛好家にとって見逃せない一本です。
なぜ今、カスクストレングスで15年物を出すのか
今回のカスクストレングスは、レッドブレストの伝統とクラフトマンシップ、そしてオリジナリティを再確認する試みです。マスターブレンダーのデイヴ・マッケイブ氏は、「このボトルは15年のストーリーを祝う象徴であり、自然なカスクストレングスでその個性を最大限に表現した」と語っています。
熟成年数とカスクの選定にもこだわりが光ります。15周年にちなんで選ばれた15種類の樽は、元バーボン樽とオロロソ・シェリー樽という異なる性質を持つ木樽のコンビネーション。これにより、ハーブのニュアンスとスパイスの鮮やかさを併せ持つ、フレッシュかつ深みのある味わいが実現されています。
スペック情報:レッドブレスト15年カスクストレングス
特徴 | 詳細 |
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商品名 | レッドブレスト15年 カスクストレングス |
発売日 | 2025年6月11日 |
アルコール度数 | 56.3% |
熟成年数 | 15年 |
カスクタイプ | 元バーボン樽、オロロソ・シェリー樽 |
ボトリング本数 | 少量生産(数量限定) |
価格 | 未発表 |
特徴的な香味 | ハーブの香り、スパイス感、爽やかな余韻 |
歴史の中の再発見:「Quite the Find」キャンペーンとの連動
このリリースは、レッドブレストの世界的なマーケティングキャンペーン「Quite the Find(隠れた宝石を発見する喜び)」の一環でもあります。同キャンペーンは、ブランドの魅力を再発見し、個性豊かなウイスキーとの出会いを促すもの。
俳優アンドリュー・スコットとのコラボレーションや、SXSWフィルム&TVフェスティバルでの「Redbreast Unhidden」ショートフィルム受賞など、多彩な展開を見せており、そのクライマックスが今回のカスクストレングス・ボトルとも言えるでしょう。
ファンの記憶に残る15年、その原点回帰
ビリー・レイトン氏(マスターブレンダー)は、かつてのレッドブレスト15年の初登場時を振り返り、「もともとは1回限りのリリースだったが、その圧倒的な人気で定番商品となった」と語ります。
その原点に立ち返り、今一度あの興奮と感動をファンと共有することを意図して、今回のカスクストレングス版は設計されました。一期一会の個性を宿したこの限定品は、まさに過去と現在をつなぐブリッジとなる存在です。
まとめ
レッドブレスト15年カスクストレングスは、ブランドの象徴とも言える15年熟成の歴史とストーリーを讃える、特別なリリースです。数量限定であるため、見つけたらぜひ手に入れておきたい一本といえるでしょう。カスクストレングスならではの豊かな香味と、樽の個性が融合した味わいは、アイリッシュウイスキーの魅力を再認識させてくれるはずです。
記事のまとめ(箇条書き)
- レッドブレスト15年の発売20周年を記念したカスクストレングスが登場
- 56.3%の高アルコール度数で、樽由来の風味をダイレクトに味わえる
- 元バーボン樽とオロロソ・シェリー樽を使用した15種類の樽から構成
- 世界的キャンペーン「Quite the Find」と連動した話題のリリース
- マスターブレンダー2名がそれぞれの想いを語る、こだわりの逸品
- 発売日は2025年6月11日、数量限定で提供予定
ファンならずとも、アイリッシュウイスキーの奥深さを味わいたい方におすすめです。
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