バレンタインが近づくと、街にチョコレートが増えます。その中で、少し空気の違う動きを見せているのが、ダンデライオン・チョコレートの期間限定ポップアップです。
2026年のバレンタインシーズンに合わせ、日本橋三越本店、新宿高島屋、東京スカイツリータウン・ソラマチ、エキュート上野の都内4拠点で展開されます。いずれも通り道に近い場所で、構えず立ち寄れるのが特徴です。
「バレンタイン=甘さ」から少し離れた場
ダンデライオン・チョコレートは、Bean to Bar、シングルオリジンという考え方を、日本でもかなり早い段階から伝えてきた存在です。カカオ豆とオーガニックのきび糖だけで仕上げる、という姿勢は、今ではよく知られるようになりました。
今回のポップアップも、華やかさを前に出すというより、「産地ごとの違いをどう味わうか」という視点が中心にあります。ギフトはもちろんですが、自分のために選ぶ人が増えている、という流れをそのまま形にしたような場です。
料理人は、ここを見る
ラインナップを眺めていて感じるのは、加工の強さより、素材の輪郭をどこまで残すか、という点です。
例えば生チョコレート。アナマライ(インド)のカカオが持つ柑橘のような香りを、なめらかな食感の中でどう立たせるか。ガトーショコラでも、材料を極力絞り、温度帯による香りの変化を前提にしています。
これは「分かりやすく甘い」方向とは逆の設計です。少し立ち止まって食べることを想定した、余白のある作りに見えます。

ウイスキーと合わせるなら
今回のラインナップは、ウイスキーとの相性も考えやすい内容です。特に5gramsのような小さなサイズは、テイスティングの横に置く、という使い方がしっくりきます。
香りを重ねるというより、どこでぶつかるかを見る。シェリー樽系か、バーボン樽系かで、感じ方が変わるのも面白いところです。
会場情報(都内4拠点)
今回のポップアップは、都内4か所での展開です。いずれもアクセスしやすく、日常の動線に組み込みやすい場所にあります。
日本橋三越本店
期間:2026年1月28日(水)〜2月14日(土)
場所:本館7階 催物会場
新宿高島屋
期間:2026年2月4日(水)〜2月14日(土)
場所:B1F 推し100
東京スカイツリータウン・ソラマチ
期間:2026年2月4日(水)〜2月14日(土)
場所:イーストヤード地下3階 バレンタイン特設会場
エキュート上野
期間:2026年2月2日(月)〜2月15日(日)
場所:JR上野駅 改札内3F イベントスペース「嬉々」
慌てなくていいポップアップ
開催期間は1月末から2月中旬まで。場所も複数あり、どこか一つに行かなければならない、というものでもありません。
バレンタインだから、と急いで選ぶより、通りがかったときにカカオの産地名を一つ覚えて帰る。そのくらいの関わり方でも十分価値があるように感じます。
まとめに代えて
ダンデライオン・チョコレートのポップアップは、「特別な日」のためというより、味の違いに気づくための場、という印象です。
甘いイベントの中で、少しだけ舌を澄ませる。そんな時間をつくる選択肢として、頭の片隅に置いておくと良さそうです。



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