アメリカの独立系ボトラー「シングルカスク・ネーション」が、シングルカスク・スコッチウイスキーの新コレクションを発表しました。
最新の限定ボトリングは、2024年3月より全米23州のウイスキーショップで発売される予定です。
「ウイスキー・オタクによるウイスキー・オタクのためのボトリング」と称されたこのコレクションは、ハイランド、スペイサイド、アイラ島の3地域から厳選したシングルモルトを含む8種類のウイスキーで構成されています。
8種類のシングルカスクラインナップ
- マクダフ16年(スペイサイド)
バーボン樽12年、アメリカンオーク・オロロソホグスヘッド4年。アルコール度数57.50%、希望小売価格150ドル。 - ルーアック・モア14年(ハイランド)
リフィルバーボンホグスヘッド14年熟成。アルコール度数53.60%、希望小売価格150ドル。 - ノックデュー14年(スペイサイド)
バーボン樽11年、スパニッシュオーク・オロロソホグスヘッド3年。アルコール度数58.40%、希望小売価格120ドル。 - インチマリン14年(ハイランド)
バーボン樽11年、トーストしたオークバリックで3年熟成。アルコール度数54.30%、希望小売価格145ドル。 - ブナハーブン「ストイーシャ」(アイラ島)
バーボン樽6年、アメリカンオークPXシェリーホグスヘッド4年。アルコール度数58.90%、希望小売価格110ドル。 - プラスカーデン アビー16年(スペイサイド)
バーボン13年、リフィルPXシェリーホグスヘッド3年。アルコール度数60.90%、希望小売価格170ドル。 - オスロスク13年(スペイサイド)
バーボン樽8年、ジャマイカ産ラム樽5年。アルコール度数59.50%、希望小売価格140ドル。 - グレンマレイ12年(スペイサイド)
バーボン樽12年熟成。アルコール度数59.70%、希望小売価格135ドル。
シングルカスク・ネーションの情熱
シングルカスク・ネーションの共同設立者ジョシュア・ハットン氏は、
「シングルカスクの世界では、各樽ごとに異なる香味を保証することが重要です」と述べたうえで、
「各ウイスキーが個性豊かな味わいを楽しめる」と強調しています。
さらに、今回のコレクションでは、普段目にすることの少ない蒸溜所にもスポットを当てることを目的としています。
シングルカスク・ネーションの歴史
2011年にジェイソン・ジョンストン・イェリン氏とジョシュア・ハットン氏によって設立されたシングルカスク・ネーションは、米国を代表するインディペンデント・ボトラーとしての地位を確立しています。
卓越したシングルカスクウイスキーの選定とボトリングに特化しており、2024年には「アイコンズ・オブ・ウイスキー・アメリカ・アワード」でインディペンデント・ボトラー・オブ・ザ・イヤーにも選ばれました。
現在はアーティザナル・スピリッツ・カンパニーが同ブランドを所有しています。
今回の新コレクションは、シングルカスク・ネーションの13年にわたる歴史の中でも特に注目されるリリースとなりそうです。
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