オンライン酒屋クランドから、少し面白いボンボンショコラが出てきました。名前は「Bon de Whisky」。国産ウイスキーをたっぷり使った、ウイスキー好き向けの本格派チョコレートです。
ニュースリリースを眺めてまず目に入るのは、「限界量までウイスキーを閉じ込めた」という言葉。ウイスキーボンボン、というより“ウイスキーをガナッシュの形にした”と言ったほうが近いかもしれません。
お酒を主役にしたボンボン
このBon de Whiskyは2種類の構成です。ひとつはホワイトオーク樽熟成の国産ピュアモルト。もうひとつは、オーク樽とシェリー樽の2段熟成タイプ。
四角と丸、という形の違いもありますが、ここで大事なのはデザインよりも中身の方向性です。チョコレートは脇役。あくまでウイスキーの香りとコクをどう受け止めるか、そのための器として設計されている印象を受けます。
料理人は、ここを見る
ウイスキーを「限界まで」使う、という発想は簡単そうで難しいです。アルコールは香りを立たせる一方で、脂肪分や水分のバランスを少し崩すだけで、全体が壊れます。
ガナッシュとして成立するギリギリを攻めた、という説明からは、味づくりというより構造づくりに近い作業だったことが想像できます。これはお菓子というより、半分は調理の話です。
家で食べるなら
冷蔵で届く、という点は少し意識したいところです。冷えたままだとウイスキーの香りは閉じがちなので、食べる少し前に温度を戻すだけで印象はかなり変わります。
休日の夕方、何も合わせずに1粒だけ。グラスはなくてもいいですが、水は用意しておくと、香りの輪郭が分かりやすくなります。
店で出すなら
バーやレストランで使うなら、食後酒の“代わり”として考えるのも面白そうです。ウイスキーを注がずに、ウイスキーの余韻だけを出す。そんな使い方ができる場面もありそうです。
慌てて評価しなくていい
クラウドファンディング形式での販売、予約制、発送は4月以降。今すぐどうこう、という商品ではありません。
ウイスキーとチョコレートの組み合わせ自体は珍しくないですが、「どちらが主役か」をここまではっきりさせた商品は、そう多くない印象です。成功かどうかよりも、こういう設計の商品が出てきた、という事実を眺めるくらいでちょうどいい気がします。
まとめに代えて
Bon de Whiskyは、甘いお菓子というより、噛めるウイスキーに近い存在かもしれません。
ウイスキーを飲む以外の形でどう楽しむか。その一つの提案として、頭の片隅に置いておくと、あとで思い出す場面が来そうです。




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