【ウイスキーを極める】ストレートの楽しみ方と魅力とは? おすすめの銘柄 10選 

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ウイスキーをそのまま楽しむ「ストレート」。

ハイボールが人気な中、ウイスキーの持ち味を楽しむなら「ストレート」と聞いたことがあるかもしれません。

ウイスキーのポテンシャルを存分に楽しむことができることがストレートの魅力ですが、間違った飲み方をしてしまうとウイスキー自体が嫌いになってしまうことも……。

今回はウイスキーのストレートの美味しい楽しみ方からおすすめの銘柄を解説していきます。

目次

ウイスキーをストレートで……

ウイスキーのストレートは、1855年ごろケンタッキー州から呼ばれるようになったと言われています。

当時のウイスキーは、そのまま飲まれることが少なくカクテルベースが一般的でした。

ウイスキーをグラスに注いでチェイサーを添えて提供するスタイルを「ストレート(真っすぐ)」と呼ぶようになったのでしょう。

ストレートはイギリスなど多くの国では「ニート」と呼ばれており、「気ままに」・「きちんとした」という意味があります。

また、一部では「裸の」・「むき出しの」という意味の「ネイキッド」が使われることもあります。

ストレートのアルコール度数

ここ10年以内で一気にハイボール人気が高まり、ウイスキーをハイボールで楽しむのが一般的となったと思います。

そんな中、ウイスキーのストレートは通の極みのような飲み方だと思われがちです。

アルコール度数が40%以上もあるウイスキーをそのまま飲むことは抵抗があるのでしょう。

日本人にとってなじみのあるお酒のアルコール度数は20%以下。

特に昨今では、低アルコール度数のお酒が好まれるようになっています。

サワー系3~5%程度
ビール5%程度
ワイン10~15%程度
日本酒15%程度
焼酎20~25%程度
ウイスキー、ブランデーなどの蒸留酒40%以上
お酒別の平均的なアルコール度数
ストレート 40%
オン・ザ・ロック 40%(氷が解けることで減少)
ハイボール 6~10%(氷が解けることで減少)
水割り 10%程度(氷が解けることで減少)
ミスト 40%(氷が解けることで減少)
トワイスアップ 20%
ハーフロック 20%(氷が解けることで減少)
お湯割り 10%程度
ウイスキーの飲み方別アルコール度数

ウイスキーのストレートはアルコール度数が高いですが、何も割っていないからこそウイスキー本来の味を堪能することができるでしょう。

ハイボールで楽しむときとストレートで楽しむときでは、味わいが全然違うものとなる銘柄もあります。

ところが、飲み方を知らないとウイスキーのストレートはただきついだけ

ぜひ楽しみ方を知り、ウイスキーのストレートに挑戦してみてください。

ウイスキーストレートの美味しい楽しみ方

ウイスキーのストレートは、グラスにウイスキーを注ぐだけでお楽しみいただけるシンプルな飲み方です。

その分、ウイスキーの銘柄による味わいはもちろん違いがありますが、グラスやチェイサーによっても味わい・香りが左右されます。

ショットグラス端的でダイレクトなウイスキーの香りが楽しめる。
香りの主張が強い銘柄におすすめ。
(EX:バーボン、テネシー、ライなど)
テイスティンググラスウイスキーの香りがグラス内で滞留するため、存分に香りを堪能できる。
オススメはウイスキー全般
(EX:スコッチ、アイリッシュ、ジャパニーズなど)
ワイングラスウイスキーの香りを堪能できるが、口が広いためアルコール臭やピート香が強烈になりやすい。
穏やかな香りのウイスキーがおすすめ
(EX:ブレンデッドウイスキーなど)

グラスのほかにウイスキーをストレートで嗜むうえで重要なポイントがチェイサー

ウイスキーはアルコール度数が40%以上もある飲料なので、一気飲みやチェイサーを挟まずに飲むことは危険です。

また、チェイサーで口の中をリセットしながら楽しむ事で、ウイスキー本来の味わいを存分に楽しむことができるでしょう。

安井

チェイサーは香りや味わいを邪魔しないミネラルウォーターがおすすめだよ!

ウイスキーの色・香り・口当たり・フレーバー(味わい)・余韻をじっくり確かめながらちびちびとお楽しみください

本当にうまい!ストレート向きウイスキーの特徴

ストレート向きなウイスキーは、香りや味わいが豊かで余韻をしっかりと楽しめる銘柄がおすすめです。

ウイスキーのストレートを楽しむときのポイントは色・香り・味わい(フレーバー)・余韻をじっくり味わうこと。

香りや味わいが豊かで余韻が楽しめるウイスキーなら、アルコール感が薄れて飲みやすくなります。

逆に香りや味わいが弱いとストレートで飲んだ時に物足りなくなりやすく、アルコール感だけが強く感じやすいでしょう

同じように余韻があまり感じられないウイスキーはアルコールの苦みやとげとげしさが強調されてしまいやすいです。

特徴的な香り・味わいを持っているウイスキーがストレートに向きと言えるでしょう。

ストレートにおすすめのウイスキーのジャンル
  • スコッチシングルモルトウイスキー
  • アイリッシュポットスチルウイスキー
  • バーボンウイスキー
  • ライウイスキー
  • 個性的なブレンデッドウイスキー

ストレートが美味しい!おすすめの銘柄 10選

今回は、ストレートが美味しいと思う銘柄を下記の中から厳選させて頂きました。

  • スコッチウイスキーのシングルモルト
  • スコッチウイスキーのブレンデッドモルト
  • アイリッシュウイスキーのポットスチルウイスキー
  • アメリカンウイスキーのバーボン

他にもストレートでおすすめの銘柄はありますが、今回紹介した10銘柄を参考にウイスキーのストレートをご堪能ください。

グレンモーレンジィ オリジナル

ジャンルシングルモルト
生産国スコットランド・ハイランド
アルコール度数40%
バーボン樽中心
熟成年数10年

「完璧すぎるウイスキー」といわれるグレンモーレンジィのフラグシップボトル「オリジナル」。

材木からこだわったデザイナーズカスクで10年以上熟成された原酒のみ使用しボトリングされています。

オレンジやアプリコットのような爽やかな果実香にバニラや蜂蜜の甘いフレーバー、複雑で奥深い余韻が特徴

本場スコットランドでは1番愛飲されているシングルモルトウイスキーです。

ブルックラディ クラシックラディ

ジャンルシングルモルト
生産国スコットランド・アイラ
アルコール度数50%
バーボン樽、ワイン樽など
熟成年数

アイラ島の湧き水やスコットランド産大麦100%使用などテロワールにこだわるブルックラディ蒸留所のフラグシップボトル。

アイラ島ながらノンピートで作られており、フルーティでフローラルなエレガントさが特徴です。

アルコール度数50%とハイプルーフですが、口当たりがなめらかで奥深い余韻がお楽しみいただけます。

によりストレートやロック、ハイボールなど幅広く活躍できる一本です。

グレングラント 15年

ジャンルシングルモルト
生産国スコットランド・スペイサイド
アルコール度数50%
バーボン樽
熟成年数15年

グレングラント蒸留所の定番ボトルの中で、異色のキャラクターとなっています。

  • ハイプルーフ(アルコール度数50%)
  • ノンチルフィルタード
  • バーボン樽熟成

ハイプルーフで冷却ろ過を行わない製法により、凝縮感が楽しめることが特徴です。

バーボン樽によるハチミツのような華やかで甘い香りにリッチなテイストと軽い味わい

フルーティかつフローラルなフレーバーが長く続きます。

王道でシンプルながら、グレングラントの世界感と多様性がお楽しみいただけるかと思います

アードベッグ TEN

ジャンルシングルモルト
生産国スコットランド・アイラ島
アルコール度数46%
アメリカンオーク(バーボン樽)
(1stフィル & 2ndフィル)
熟成年数10年

カルト的な人気を誇るアードベッグ蒸留所のフラグシップボトル。

バーボン樽で10年以上熟成された原酒を使用し、ノンチルフィルタード(冷却ろ過をしていない)・アルコール度数46%でボトリングされています。

アイラモルトらしい強烈なスモーキーフレーバーとトロピカルフルーツのような香り、繊細な甘みが特徴です。

2008年にはワールド・ウイスキー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。

レッドブレスト 12年

ジャンルポットスチルウイスキー
生産国アイルランド
アルコール度数40%
バーボン樽、シェリー樽
熟成年数12年

大麦麦芽と未発芽の大麦を使用したアイリッシュポットスチルウイスキー。

1世紀以上も前からアイリッシュ伝統のスピリッツづくりを忠実に守り続けているブランド「レッドブレスト」のフラグシップボトルです。

スパイシーな香りやフルーティさなど複雑な香味、クリーミーな口当たりが特徴

バーボン樽とシェリー樽が与える豊かな香味が楽しめるウイスキーとなっています。

エンジェルズエンヴィ

ジャンルバーボンウイスキー
生産国アメリカ
アルコール度数43.3%
新樽、ポートワイン樽
熟成年数

ウイスキー用語「天使の分け前」にかけて「天使の妬み(エンジェルズエンヴィ)」と名付けられたプレミアムウイスキー。

ポートワイン樽で追加熟成を行ったユニークなバーボンとなっています。

バニラやメープルシロップのようなしっかりとした樽香にレーズンやプルーンのようなフルーティな香りとクリーミーな口当たりが特徴

深い余韻が楽しめるウイスキーです。

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ジャックダニエル ゴールド

ジャンルテネシーウイスキー
生産国アメリカ・テネシー州
アルコール度数40%
新樽・メープルウッドの樽
熟成年数

ジャックダニエル ゴールドはチャコールメローイング製法(メープルウッドの炭でろ過)を行い新樽で熟成。

その後さらにメープルウッドの樽で追加熟成させ、もう一度チャコールメローイング製法を行っています。

通常のジャックダニエルより2倍の手間をかけたプレミアムボトルです。

ラベルには通常のブラックが「No.7」と記載されていますが、ゴールドは「No.27」となっています。

バニラやメープルウッドの甘美で上品な甘い香味とシルクのようななめらかな口当たりが特徴。

ジャックダニエルの定番ラインナップの中では最高位のボトルとなっています。

ホイッスルピッグ 10年

ジャンルライウイスキー
生産国アメリカ
アルコール度数50%
熟成年数10年

ライウイスキーの中では珍しい長期熟成のプレミアムウイスキー。

ライ独特のスパイシーさを持ちながら、複雑で豊かな熟成感が評価され、権威ある全米のワイン専門誌「ワイン・エンシュージアスト」では、96点という高得点を獲得しています。

ハチミツやバニラの香りにクリーミーな口当たり、長く芳醇な余韻とスパイシーなフィニッシュ。

ライウイスキーの復権を感じさせる一本です。

スパイスツリー

ジャンルブレンデッドモルト
生産国スコットランド
アルコール度数46%
熟成年数

ジョニーウォーカー系列会社出身の鬼才ジョン・グレイザー氏が自分の理想とするウイスキーをつくろうと2000年に設立したボトラー「コンパスボックス」。

スパイスツリーは、スパイシーさをテーマにブレンドした一本となっています。

ナツメグやシナモン、ジンシャー、クローブ、バニラのスパイシーな香りにリッチな余韻が特長

思わずジャケ買いしたくなるデザイン性の高いラベルも魅力です。

モンキーショルダー

ジャンルブレンデッドモルト
生産国スコットランド
アルコール度数40%
熟成年数

世界No.1 シングルモルト『グレンフィディック』のウィリアム・グラント社が自社のモルトウイスキーを中心にブレンドしたブレンデッドモルトウイスキー。

初心者でも親しみやすいスムースで飲みやすい味わいから優しい甘みが感じされます

そしてリッチで芳醇なモルトウイスキーとブレンドによるバランスの良さが楽しめる銘酒!!

お買い求めやすいお値段もまたこのウイスキーの魅力です。

こだわりを持ってストレートを楽しもう!

ストレートは香りや味わいの豊かさ・クセの強さ・余韻の深さすべてダイレクトに楽しむことができることが魅力。

最もウイスキー本来の味が楽しめる飲み方と言えます。

飲み手もこだわりを持って楽しむ事で、ウイスキー本来の香りや味わいがより鮮明に楽しめるでしょう。

飲み方次第でただアルコール感だけがきつくなってしまいますが、美味しい楽しみ方を知ることでストレートでういすきーが堪能できるようになると思います。

ぜひグラスや飲み方、銘柄にこだわりながら、ウイスキーのストレートをお楽しみください。

ストレート以外の飲み方

トワイスアップ

ウイスキーと常温の水を1:1で割る飲み方。

アルコール度数が下がり、口当たりがよくなることでストレートより飲みやすくなります

また、常温の水で割ることで香りが感じやすくなることも……。

ストレートから常温の水を加水するだけなので、ストレートを堪能した後で少しずつ加水しながら楽しむのがおすすめです。

ロック

ウイスキーに大きめの氷を入れた飲み方。

冷えることでアルコール感が薄れて飲みやすくなる一方で、香りが立ちにくくなります。

香りのクセが強いと感じた時、アルコール感を抑えたいときにおすすめです。

ストレートでは少しきついと感じた時は、氷を入れてロックスタイルにするといいでしょう。

ちなみに、ウイスキーと同量の水を入れたロックスタイルは「ハーフロック」、大きめの氷の代わりにクラッシュアイスを入れた飲み方が「ミスト」と言います。

ハーフロックは飲みやすく、まろやか口当たりが特徴。

ロックでアルコール感やクセがきついと思ったときにおすすめです。

ミストは、ロックより冷えやすく氷が溶けやすいため、より飲みやすくなっています。

ハイボール

ウイスキーを炭酸で割る飲み方。

大体ウイスキーに対して3倍の炭酸水で割ることが一般的です。

アルコール度数が下がることで飲みやすくなり、炭酸のシュワシュワ感により軽快な味わいが楽しめます。

熟成期間の短いウイスキーやリーズナブルなブレンデッドウイスキーにおすすめです。

ストレートでもロックでも飲みにくさを感じたら、やっぱり馴染みのあるハイボールがいいと思います。

ちなみにハーフロックのソーダバージョンが「ハーフソーダ」。

馴染みのあるハイボールより飲みごたえとボディが楽しめる飲み方となっています。

水割り

ウイスキーを2~2.5倍ほどの水で割る飲み方。

トワイスアップとの違いは、水の割合と氷の有無です。

ウイウキーの水割りは2倍以上の水で割ることでアルコール度数が下がり、氷を入れることでさらに飲みやすくなります。

日本人の舌にとって親しみやすい繊細な味わいが特徴で、ウイスキーの香りを優しく味わいたい方におすすめです。

ストレートでは飲めなかった銘柄でも水割りにすれば美味しく楽しめることもあります。

お湯割り

ウイスキーを約2倍のお湯で割る飲み方

温かくして飲むことで、香り立ちが良くなり甘みが強調されます。

ウイスキーのアルコール感が感じにくく、寒い日にウイスキーをほっこり楽しみたいときにおすすめです。

水割り同様に、ストレートでは飲みにくかった銘柄でもお湯割りにすると飲みやすくなることがあります。

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