New Riff、2025年版シングルモルト・ウイスキーを発表

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ケンタッキー州の独立系蒸留所、New Riff(ニュー・リフ)は、これまでで最も長い熟成年数を誇るシングルモルト・ウイスキー「2025年版シングルモルト」を発表しました。

最大10年熟成の原酒を使用し、複雑な香味構成と奥行きを備えた逸品として注目を集めています。

目次

熟成10年、革新的なモルトへの挑戦

New Riffは2014年の創業直後からモルトウイスキーの蒸留を開始し、伝統的な英国式大麦麦芽製法に加え、ケンタッキーのサワーマッシュ製法を取り入れた独自のスタイルを確立してきました。

今回リリースされる2025年版は、同社の年次リリース第3弾にあたり、最大10年の熟成を経たモルト原酒をブレンド。これまで以上に実験的かつ完成度の高い一本となっています。

再樽熟成を導入した6種樽フィニッシュ

本作は、3種類のマッシュビル(すべて100%モルト)を使用し、熟成年数は7〜10年。

その後、以下6種の異なる樽でフィニッシュが施されています。

  • 新樽(チャー済)
  • デチャー&トーストオーク樽
  • デチャー&リチャー樽(再炭化)
  • マデイラワイン樽
  • オロロソシェリー樽
  • 赤ワイン樽

さらに、熟成を終えた原酒を再び別の樽に移し替える「再樽熟成(re-barreling)」が今回初めて採用され、香味の重層感をより一層高めています。

使用モルトの特徴

  • マリス・オッター(英国産高級モルト)
  • スコティッシュ・ピーテッドバーレイ(スモーキーな個性)
  • バーレイワイン風モルト(甘みと深みをもたらす)

マスターディスティラーのブライアン・スプランス氏は、「このブレンドの構成は非常に優れており、シングルモルトファンに新しい発見と楽しみを提供できる」と自信を語っています。

スペック

商品名New Riff 2025年 シングルモルト・ウイスキー
タイプシングルモルト・ウイスキー
モルト構成100%モルト(マリス・オッター、ピーテッド、バーレイワイン)
熟成年数7〜10年
フィニッシュ樽新樽、トースト樽、再炭化樽、マデイラ、オロロソ、赤ワイン
ボトリング度数115.2プルーフ(約57.6%)
フィルター処理ノンチルフィルター(非冷却濾過)
容量750ml
希望小売価格69.99ドル(元の金額:約10,800円)
発売日2025年5月2日(金)

発売情報と購入方法

このボトルは蒸留所併設のショップにて先行販売されるほか、全米の一部小売店およびオンラインでも順次展開予定です。

パッケージにはロゴ入りの専用グラスが付属する特別仕様となっており、コレクターズアイテムとしての価値も高まっています。

New Riffについて

2014年創業のNew Riffは、ケンタッキー州北部に位置する新鋭の独立系蒸留所です。

バーボンやライウイスキーに加え、ジンやモルトなど多彩なスピリッツを製造。

「伝統への敬意」と「革新の精神」を併せ持ち、サワーマッシュ製法やボトルド・イン・ボンドなどクラシックな手法を現代的に再解釈しています。

観光施設も充実しており、限定ボトルやカスタマイズギフトが楽しめる「リフ・ショップ」、3階には試飲体験も可能なバー「The Aquifer Tasting Room」などが併設されています。

まとめ

今回の2025年版シングルモルトは、New Riffの実験精神と伝統的手法の融合によって生まれた、真に個性的なウイスキーです。

最大10年熟成の原酒、6種樽フィニッシュ、再樽熟成の採用といった革新的な試みによって、香味の奥行きと豊かさが際立っています。

新しいスタイルのアメリカンシングルモルトとして、ウイスキー愛好家から高く評価されることは間違いないでしょう。

  • New Riffの2025年版シングルモルトが登場
  • 熟成年数は最大10年、3種モルトと6種樽で構成
  • 初の再樽熟成を採用し、香味に深みを付加
  • 度数115.2プルーフ(57.6%)、ノンチルフィルター
  • 価格は69.99ドル(元の金額:約10,800円)
  • 2025年5月2日より蒸留所ショップおよびオンラインにて発売

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この記事を書いた人

Yasui Youheiのアバター Yasui Youhei ウイスキープロフェッショナルの資格を持つシェフ

私は、ウイスキープロフェッショナルの資格を持つシェフです。ウイスキーの魅力を一人でも多くの人に広めたいと思い、ブログを開設しました。|TWSC審査員|ウイスキー文化研究所認定ウイスキーコニサー|調理師|1児のパパ

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