グレンモーレンジィ「ラサンタ」が15年熟成へと進化!新たな味わいの魅力とは?

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スコットランド・ハイランドの名門蒸溜所グレンモーレンジィ(Glenmorangie)が、その人気シリーズ「ラサンタ」をさらに進化させ、新たに15年熟成のエディションとしてリリースしました。

このアップグレードは、バーボン樽とオロロソ・シェリー樽で熟成させることで、さらなる複雑さと奥深い味わいを実現。

ラサンタの特徴であるスパイシーで甘美な風味がさらに際立つ仕上がりとなっています。

本記事では、新しい「グレンモーレンジィ・ラサンタ15年」の詳細、テイスティングノート、そしてグレンモーレンジィが誇る熟成技術について深掘りしていきます。

目次

グレンモーレンジィ・ラサンタ 15年のスペック

項目詳細
蒸溜所グレンモーレンジィ(Glenmorangie)
熟成年数15年
アルコール度数46%
熟成樽アメリカンオークのバーボン樽 & オロロソ・シェリー樽
ボトリングノンチルフィルター
価格約9,000〜12,000円(市場参考価格)
発売時期2024年4月〜
特徴レーズン、蜂蜜、トフィー、クローブ、シナモンの豊かな香りと味わい

ラサンタ15年とは?進化したウイスキーの魅力

さらに長い熟成が生む奥深い味わい

従来の「ラサンタ12年」と比較して、熟成期間を3年延長することで、より豊かなスパイスと甘みが増し、まろやかなフィニッシュが強調されています。

グレンモーレンジィは、背の高いポットスチル(蒸留器)を持つことでも有名ですが、この形状がフルーティーで繊細なアロマを生み出す秘密。

さらに、シェリー樽熟成を経ることで、深みのある味わいへと変化しています。

厳選されたバーボン樽 & シェリー樽の二段熟成

ラサンタ15年は、最初の熟成をアメリカンオークのバーボン樽で行い、その後、仕上げにオロロソ・シェリー樽カスクフィニッシュ

2つの樽を使った熟成方法により、フルーティーで華やかな香りと、ドライフルーツやナッツを思わせる濃厚な味わいが絶妙に融合しています。

ノンチルフィルターで本来の風味を維持

このウイスキーはノンチルフィルター(冷却ろ過なし)でボトリングされており、より自然なオイル感とコクのある口当たりが楽しめます。

テイスティングノート:15年熟成が生んだ豊かな風味

香り(Aroma)

  • リッチでスパイシーなアロマ
  • 蜂蜜、ミード(蜂蜜酒)、クルミ
  • 炭のほのかな香ばしさ
  • カーネーションや赤スグリの花の香り
  • チョコレートコーティングされたレーズン

味わい(Taste)

  • しっとりとしたドライフルーツ(レーズン、デーツ)
  • シナモンやクローブのスパイス
  • 甘いトフィーとキャラメル
  • ほのかなナッツ感とシェリー樽由来のウッディなニュアンス

フィニッシュ(Finish)

  • シルクのように滑らかな舌触り
  • 長く続くスパイシーでフルーティーな余韻
  • 太陽の光を浴びたような温かみのある後味

グレンモーレンジィの熟成技術と「木材仕上げ」の先駆者としての歴史

「ウッド・フィニッシング」のパイオニア

グレンモーレンジィは、1980年代からカスクフィニッシュを取り入れた先駆者であり、現在のシェリーカスクやポートワインカスク熟成ウイスキーの流行を作り上げました。

その技術は、「キンタ・ルバン(ポートワイン樽)」「ネクター・ドール(ソーテルヌワイン樽)」など、様々なエディションにも生かされています。

背の高いポットスチルが生み出す繊細なフレーバー

グレンモーレンジィのポットスチルは、スコットランドの中でも特に背が高いことで知られています。

これにより、アルコール蒸気がよりゆっくりと上昇し、軽やかでエレガントなウイスキーが生まれます。

進化を続けるグレンモーレンジィのラインナップ

  • オリジナル 12年(2023年リニューアル)
  • ラサンタ 15年(今回のアップグレード)
  • キンタ・ルバン 14年(ポートワイン樽フィニッシュ)
  • ネクター・ドール(フランスの貴腐ワイン樽仕上げ)

グレンモーレンジィは、単に長く熟成させるだけでなく、樽の選定やフィニッシング技術を駆使しながら進化を続けるブランドです。

ラサンタ15年はどんな人におすすめ?

  • 甘みとスパイスが絶妙なバランスのウイスキーが好きな方
  • シェリー樽の濃厚な風味を楽しみたい方
  • 長熟ウイスキーを試したいが、高価すぎるのは避けたい方
  • グレンモーレンジィの進化を味わいたい方

従来の12年から15年に進化したことで、より「深み」「甘み」「スパイス」が増し、ウイスキーの魅力を存分に楽しめる一本となっています。

まとめ

グレンモーレンジィ・ラサンタ15年は、熟成年数を12年から15年に延長し、さらにリッチで洗練されたウイスキーへと進化しました。

バーボン樽とオロロソ・シェリー樽の組み合わせによる豊かな甘さとスパイス、長く続くエレガントな余韻が特徴で、シェリー樽熟成ウイスキーの魅力を存分に楽しめる仕上がりです。

進化を続けるグレンモーレンジィのクラフトマンシップを味わうなら、ぜひラサンタ15年を試してみてはいかがでしょうか?

発売は2024年4月から、グレンモーレンジィの公式ウェブサイトや一部の販売店で購入可能です。

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この記事を書いた人

Yasui Youheiのアバター Yasui Youhei ウイスキープロフェッショナルの資格を持つシェフ

私は、ウイスキープロフェッショナルの資格を持つシェフです。ウイスキーの魅力を一人でも多くの人に広めたいと思い、ブログを開設しました。|TWSC審査員|ウイスキー文化研究所認定ウイスキーコニサー|調理師|1児のパパ

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