世界最軽量のウイスキーボトル誕生――幻の原酒を纏う「ジョニーウォーカーブルーラベルウルトラ」

2025年4月4日

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2025年3月25日、世界的なスコッチウイスキーブランドであるジョニーウォーカーから、革新と環境意識を融合させた新たな限定ボトル「ジョニーウォーカーブルーラベルウルトラ」が登場しました。

発売元のディアジオジャパン株式会社は、同商品を日本国内でも数量限定で販売。

わずか180グラムという世界最軽量の700mlガラスボトルに、閉鎖蒸留所の貴重な原酒を詰め込んだ究極の逸品です。

サステナブルな未来を象徴するデザイン

本商品は、ディアジオ社が掲げる「スピリットオブプログレスアクションプラン」に基づき、炭素排出量の削減を目的とした軽量ボトル開発プロジェクトから誕生しました。

約5年間の実験と分析を経て完成したこのボトルは、ジョニーウォーカー初のティアドロップ型手吹きガラスを採用。

従来の四角形から脱却し、軽さと美しさを両立させた革新的なデザインとなっています。

キャップを除いたガラス重量はわずか180グラム。

1グラムあたり0.5グラムのCO2削減が可能とされるこのボトルは、環境にやさしいウイスキーの象徴ともいえる存在です。

さらに、パッケージにはリサイクル可能または堆肥化可能な竹製フレームや格子状ストッパーを採用し、サステナブルな素材選定にも徹底したこだわりが見られます。

技術革新の共有と特許の無償提供

ジョニーウォーカーは、軽量化技術に関する英国特許「GB2616831 B」を取得。

この知見を世界中と共有すべく、特許ライセンスを無償で提供しています。

これはディアジオ社として初めての取り組みであり、業界全体の持続可能性向上を目指す姿勢が強く表れています。

現在のところ、このような超軽量ボトルを量産化する技術は実用化されていませんが、同社のポートフォリオ全体に応用される軽量化プロジェクトにおいて、この技術は大きな可能性を秘めています。

幻の原酒が織りなす唯一無二のブレンド

「ジョニーウォーカーブルーラベルウルトラ」の最大の魅力は、そのブレンド内容にあります。

ジョニーウォーカーのマスターブレンダー、エマ・ウォーカー博士が手掛けた本作には、スコットランドの名門蒸留所であるオーバン、ブローラ、ロイヤル・ロッホナガーの原酒に加え、ポートエレン、ポートダンダス、カレドニアンといった閉鎖蒸留所で造られた希少な“ゴーストウイスキー”が贅沢にブレンドされています。

その味わいは、赤いベリーの鮮やかな香り、甘やかなバニラとトフィー、ウッドスパイスの複雑さ、そして温かみのあるウッドスモークが織りなす重層的な風味。

アルコール度数は55%と高めでありながらも、滑らかでバランスの取れた味わいが特徴です。

各ボトルには、エマ・ウォーカー博士のサインが刻まれており、品質と職人技の証として特別な存在感を放ちます。