スコッチウイスキーの独立系ボトラーとして世界的に知られるダンカン・テイラー・スコッチウイスキー社は、2025年5月22日、同社のプレミアムライン「レアレスト・リザーブ」シリーズから、1982年蒸留・42年熟成の希少なボウモア・シングルモルトを発表しました。
本リリースは、100mlボトルで提供され、価格は816ポンド(約159,000円:元の金額)とされています。
製品スペック
項目 | 詳細 |
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名称 | ボウモア 1982 42年 レアレスト・リザーブ |
発売元 | ダンカン・テイラー・スコッチウイスキー |
蒸留年 | 1982年10月 |
熟成年数 | 42年 |
樽タイプ | ペドロ・ヒメネス・シェリー ホッグスヘッド |
アルコール度数 | 50.8%(カスクストレングス) |
容量 | 100ml |
価格 | 816ポンド(約159,000円:元の金額) |
発売日 | 2025年5月22日 |
熟成とボトルデザインの魅力
このウイスキーは、ペドロ・ヒメネス・シェリー樽で全熟成期間を過ごしており、深く豊かな黄金色が特徴です。これはダンカン・テイラー史上でも最古級のボウモア・リリースであり、その価値は非常に高いものとなっています。
また、この商品は、同社が過去に33年熟成と52年熟成のマッカランで導入した小容量100mlボトルという新しい形で提供され、印象的な金の延べ棒型のパッケージに収められています。
この形式は、コレクターや愛好家が手頃な価格で超熟成ウイスキーを体験できる新たな選択肢として注目を集めています。
テイスティングノート:複雑な層と長い余韻
42年間の熟成を経たこのボウモアは、アイラモルトならではのピートスモークと海の香り、さらにペドロ・ヒメネス樽由来の甘みが絶妙に融合しています。
香り(ノーズ)
熟した果実、スモークハウスの甘み、繊細なピートスモーク。時間の経過とともに、さらに奥深いフルーティーな香りが顔を出します。
味わい(パレート)
滑らかでありながら複雑。海のスモーキーな香り、ミルクチョコレート、ドライフルーツ、そしてシェリー樽由来の心地よい甘さが重なります。
余韻(フィニッシュ)
42年の熟成を感じさせる、非常に長く、丸みのある余韻。余韻に残るわずかな塩気が、海の記憶を呼び起こします。
CEOのコメントと今後の展望
ダンカン・テイラーのCEOであるショーン・スミス氏は、次のようにコメントしています:
「昨年のザ・マッカラン・レアレスト・リザーブの成功に続き、今年はボウモアをはじめとする最高級ウイスキーを数種類発売する予定です。ボウモアファンの方々には、フルボトルのごく一部の価格で、当社の希少なモルトを体験いただけるこのコレクションにご満足いただけると確信しています。」
まとめ
ダンカン・テイラーの「ボウモア1982 42年 レアレスト・リザーブ」は、超熟成と希少性を両立させたコレクターズアイテムです。少量ながらも贅沢な体験を提供するこの一品は、ウイスキー愛好家にとって新たな魅力的選択肢となるでしょう。
記事の要点まとめ
- ダンカン・テイラーが1982年蒸留・42年熟成のボウモアを限定発売
- ペドロ・ヒメネス樽で熟成、アルコール度数50.8%
- 価格は100mlで816ポンド(約159,000円:元の金額)
- 小容量ボトル+高級パッケージで希少価値が高い
- 海とピート、甘みが調和した複雑なテイスティングノート
高額ながらも、一生に一度の味わいを体験できる一品として、注目を集めることは間違いありません。
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