アメリカ・バーモント州を拠点とする独立系ボトラー、ロスト・ランタンは2025年5月、アメリカン・ウイスキーの新星を紹介する会員制ウイスキークラブ「ディスカバリー・クラブ」の立ち上げを発表しました。
スコットランドの伝統的なインディペンデント・ボトリングの手法をアメリカのクラフトウイスキー業界に応用してきた同社が、さらに一歩踏み出す形となります。
探究心を共有するクラブの理念
「ディスカバリー・クラブの目標は、ウイスキー愛好家とともに探求の旅を共有することです」と語るのは、共同設立者でありウイスキー調達責任者のアダム・ポロンスキー氏。
クラブでは、ロスト・ランタンが提携する蒸留所を実際に訪れ、そこで発見した逸品を毎月1本、会員に届けます。
いずれもクラブ会員限定ボトルであり、一般流通はされません。
入会方法と特典
クラブは2025年5月1日よりロスト・ランタンの公式ウェブサイトで入会受付を開始。
月額料金は90米ドル(約14,000円)+送料で、初回登録時には限定ボトルが発送されます。
会員は以下の特典を享受できます:
- 毎月、未発売の限定ボトル1本を受け取る
- ポロンスキー氏主催のバーチャル試飲会や限定イベントへの参加
- 特集蒸留所の舞台裏レポートやインタビューへのアクセス
- ロスト・ランタンの全商品やクラブ限定ライブラリーボトルへの先行アクセス
リリース予定と参加蒸留所
初回登録ボトルと第1回のマンスリーリリースには、ロスト・ランタンの人気パートナー蒸留所2社のウイスキーが登場予定。以降12ヶ月のリリースでは、これまでに同社がコラボレーションを行ってきた複数の蒸留所からのウイスキーが登場し、その多くは2つの州でしか入手できない限定品です。スタイルはさまざまで、およそ半数がバーボンとなる見込みです。
会員管理と柔軟性
会員数は初期段階では最大180名に制限されます。さらに、会員には以下のような柔軟なアカウント管理オプションが提供されます:
- ボトルの追加注文
- 発送日の遅延・スキップ
- 定期購入の一時停止またはキャンセル
まとめ
- ロスト・ランタンが定期購入型ウイスキークラブ「ディスカバリー・クラブ」を発足
- 会員限定の未発売ボトルを毎月発送
- 蒸留所訪問を通じた選定とストーリーテリングを重視
- 月額90ドル(約14,000円)+送料、会員数は180名に限定
- バーチャルイベントや試飲会など、交流と学びの機会も豊富
このクラブは、アメリカン・ウイスキーの現在と未来を発見し、同時にその文化を深く味わうための新たな選択肢となりそうです。
コメント